11/02/26 15:32:50.81 mgkgLfz/0
自己犠牲で某中国古典の現代風アレンジ漫画を思い出した。
天上界に住む男A、彼の属する国の将校であるBC。ある日Aは自分の親族から少年Dを預かる。
AはBとCと共にDの養育に当たるが、後に自分の国がDの潜在能力を知り、殺そうとしている事を知る。
ABCは今の身分を捨て、Dと共に地上界に逃亡する計画を建てる。
しかし、逃亡の際自分らの上官を殺害してしまい、ABCに討伐命令が下る。
追っ手によりまずBが魔物の餌食になり、Cが追跡者と刺し違える形で死亡。
AとDは地上界への境界までたどり着くが、そこにも追跡者が。
Aは渾身の力をこめてDのみを地上界へ送り、自分は境界にある門に押し潰されて死んでしまう。
目の前で育ての親的な立場であるAを喪ったDは悲しみのあまりその場から動けない。
そんなDの前にAの親族が現れる。謀反を起こした罪でDも天上界の記憶を消し、地上界の牢に幽閉される事に。
読む側から見たらAもBもCも自己犠牲的な演出なんだけど、
少年DやDの友人の事を思いながら死ぬBや、タバコ吸いたいなぁとか考えながら死ぬCとか、
彼らにとっては自己犠牲とも思ってない行為であるところに萌えるどころか燃える。
そして最後に「今度逢うときは俺から手を伸ばす」と約束するAに禿げ萌え(燃え)た。
(長い年月を掛けてAの生まれかわりがDに手を差し伸べるシーンが最後に挿入され泣いた)
久々に単行本読み返したが、こいつらの生き様に萌えて燃えて泣いた。