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チリ鉱山事故 役割分担で救出を待つ作業員
8月27日9時42分配信 CNN.co.jp
コピアポ(CNN) チリの鉱山落盤事故で今月5日から地下約700メートルに閉じ込められている作業員33人は、それぞれ
が役割を分担して救出の日を待っているという。救援当局者が26日、こうした状況を明らかにした。
リーダー役を務めているのは50年以上の経験を持つ63歳のマリオ・ゴメスさん。精神的リーダーとして仲間から頼りに
されている。ゴメスさんは、鉱山内に祈りの場を作れるよう宗教像を届けてほしいと地上に依頼した。
また、看護経験のある作業員は基本的な医療・心理検査の実施を担当し、エルビス・プレスリーのファンだという作業員
は合唱係を担当するという。
作業員たちには各種作業も割り当てられる予定で、当局では、全体を2つのシフトに分け、一方が寝ている間に他方が
作業や娯楽を行うよう指導している。
また作業員らは50平方メートルほどの避難所で生活し、シャフト部分をトイレに使っているが、医師からは狭いスペース
を清潔に保つ方法を指導された。
マニャリク保健相によると、作業員らは平均10キロ体重を落としたとみられるが、想定された救援用シャフトを通るには
やや太りすぎの作業員が少なくとも9人いるという。
調査によると、3~4人の作業員に不安症や抑うつの兆候がみられるという。
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