10/01/19 20:40:04 g16d1gIp0
弥勒「君にはある男のことを見張ってもらいたい」
遊坂「なんだ、その男ってのは。弥勒、それはオレが見張らなければいけないほど、君にとって重要なやつなのか?」
弥勒「そうだ」
遊坂「…………意外だよ。君に、そんなものが……あったのか」
弥勒「その男は僕の身体に何か仕込んだ可能性がある。下手すれば僕のPSIが使えなくなるかもしれない。
いや、わかるんだ。僕のなかに、彼のものが入っている」
そいつのことを思い出しているのか、弥勒は俺には見せたことのない微笑みをたたえていた
遊坂「ッチ、面倒臭いな。そんな危険な男なら殺してしまった方が早い、オレなら簡単だ」
弥勒「もし彼が僕のことを裏切ったなら、そうしてくれていい」
遊坂(―裏切らなければ、殺すなってことか。そんな奴……そんな奴がお前にいたのか)
弥勒「どうした。早く行け」
遊坂「ああ。わかってる」
ガラララ ガララララ
遊坂「弥勒。そいつがお前にPSI能力を失わせる何かを隠し持っていたとして、
お前自身が殺そうと思ったことはないのか。今までそんなやつを放置してたのはどうしてだ?」
くく… アハハハ…
弥勒「そうだな。このなかの何か、そしてその手段が今の僕と彼とを唯一繋ぐものだからさ。
彼が僕を傷つけるなんてありえないよ、それが出来たらとっくにしているだろうさ。
でも、もし彼がそれを選んでも……またひとつの運命さ」
遊坂「……弥勒……」
弥勒「案ずるな。運命という宙は僕という中心に廻っている」
『お前、天戯弥勒を裏切っちゃうんだ?』
あれだけあの人から許されているのに
運命と並び立てられるほどに
どれだけ尽くしても、傍にいようとするオレのことには見向きもしないのに
他の誰が許そうとオレは許さない
あの人に逆らうものは誰であろうと、何であろうとすべて処刑してやる
オレという世界は天戯弥勒という中心で廻っている、それ以外はつまらなく何の価値もないから
血まみれ遊坂登場からずっとこんな妄想してたが、そうか、弥勒と射場と板挟みもありだね