09/11/19 14:13:35 3FTtMDI/O
自分は記憶取り戻しても、仰木高耶の部分を無くさなかったところがめちゃめちゃ愛しい。
口調も態度も趣味嗜好、その他17年で築いた人格は、400年で築いた人格に匹敵したというか。
8巻で直江は仰木高耶の17年も景虎の400年も同じ重みがあると言ってたけど。
終わりを知らない遊戯のようにでも、二人きりのときに高耶が以前の口調に戻ったのを直江が嬉しがる描写がある。
これ、高耶さんには凄く重要なポイントなんじゃないかな。
小太郎が最後まで景虎を高耶さんと呼べなかったのは結局、
仰木高耶+景虎=現在の景虎
と心から理解も望むことも出来なかったからじゃないかな。
抱きたくなったら正解とかじゃないんだよコタ。(ほろり/そこがまたいい)
あの17年は景虎が直江に与えた、二人のやり直しのチャンスの証。
それで景虎がまた余計苦しんだり背負わなくていいものも背負ったり、そのリスク込みで選択したやり方だと直江だけが受け止められたんだと思う。
邂逅編の景虎様も好きなんだが、自分が本編の高耶さん好きな理由はここにある。
ベースは景虎だけど仰木高耶の在り方を捨てなかったというか。
本当は景虎の記憶戻った時点で仰木高耶を切り捨てれば楽なのに、両方捨てない茨の道を行く高耶さんが大好きだ!