10/10/06 15:41:40 ooeuw6JT0
あの野郎の追悼文は俺が書く 他の誰にも書かせはしない
あの娘には見せてあげない手と足を切ったあなたを飼う水槽は
(二首ともますのこういち)
あなたを忘れる手だてといへば
あなたに逢つてゐる時ばかり
逢へばなんでもない日のやうに
静かな気持でゐられるものを
記憶よ なつかしい記憶よ
二人をつなぐものは
おまへばかりだ
記憶よ なつかしい記憶よ
約束もしないのに
燕(つばくら)は来ました。
ゆびきりをしたのに
あの人はきません。
夏のあさづき。
(いずれも竹.久.夢.二)