04/04/10 22:02 PdascdLw
そしてまた、兄貴の指が、唇があたしの肌を這い、温かく甘い世界へと誘う。
初めての名残を残したあたしの中が、一気に潤んできた。早く兄貴を欲しいと言わんばかりに‥‥
「お願い、来て‥‥」
兄貴は何も言わず、あたし達を繋ぐモノを入口にあてがい、ゆっくりと、そっと入ってくる。
ヤラシイ音を立てながら、あたしの奥まで貪欲に埋め尽くす熱い塊。
あたしに覆い被さり、体の中を溶けそうになるくらいかき混ぜ、突き入れる動きに喘ぎ声をあげてしまう。
「あっ‥‥はぁ‥‥ぁ‥‥もっ‥‥と‥‥んっ‥‥気持ち‥‥いいっ‥‥よぉ‥‥」
腕を、脚を兄貴の体に絡めて全てを求める。この温もりはあたしだけのもの。絶対、離さない‥‥離さないで‥‥
‥‥意識がまた飛んで行く‥‥白く染められていく‥‥もうあたしの喘ぎ声と、兄貴の荒い息遣いしか聞こえない。
さざ波がまたやって来る。どんどん波が大きくなっていく‥‥体が弾けちゃう‥‥もう‥‥ダメ!
声もあげられず、体を震わせてあたしは達した。そして、ほとんど同時に兄貴もあたしの中で弾けた。
878:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/10 22:04 PdascdLw
‥‥あたし達はお互いが欲しいものを与え合う。
幼い頃に父に甘える喜びを失ったあたしには、兄貴がその温もりを与えてくれる。
小さい頃からお母さんやあたしを気遣い、誰にも甘えずにいた兄貴をあたしは抱きしめてあげる。
そうやって今、あたし達は肌を重ねて愛し合う‥‥
激しい息をつきながら、抱き合った余韻を暫く味わった後、兄貴は体を起こしてあたしの脚をそっと開く。
明るい所でアソコを見られてると思うと恥かしいけど、兄貴だから全てを許してしまう。
そして、中から溢れ出る愛し合った名残りをキレイに拭き取ってから、裸のままあたしを抱きかかえる。
「シャワー浴びに行こう‥‥」
すっかり慣れた『お姫さまダッコ』でお風呂まで移動する。もっと兄貴にくっつきたくて、太い首にしがみつく。
‥‥好きな『男』に抱かれてるのに、何でこんなに切ない気持ちになるんだろう‥‥
879:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/10 22:05 KR0ydEzv
温かいシャワーの雨を浴びながら、あたしは兄貴に体を磨くように洗われている。
ボディーソープ越しに撫でられる手の感触に、また格別な気持ち良さを感じてしまう。
乳首が硬く立ってきて、アソコがまた濡れてきてしまう。これじゃ、体を洗ってる意味ないよぉ。
‥‥そっと抱きついて、それとなく続きをねだってしまう‥‥あたしって一晩でこんなにやらしくなってる‥‥
でも、兄貴はそれ以上何も言わず、何もしようとはぜず自分の体を洗い、あたしは風呂場を出るように促された。
「病院‥‥行くんだろ。朝メシ食ったら、行こう」
ネンザした足首を診てもらわないといけないんだよね。ちょっと残念‥‥
兄貴の作った朝ご飯を食べて、服を着替える。
何を着て行こうかと考えて、ふと目にとまったデニムのちょっとタイトなミニスカート。
制服以外はスカートをほとんど履かないあたしだけど、今日はこれにしようと決めた。
‥‥兄貴には、あたしを一人の女として見て欲しいから‥‥
880:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/10 22:06 KR0ydEzv
ちょうど着替えが終わった頃、兄貴が部屋に入って来た。
ベッドに座ったあたしは兄貴に向かって黙って両手を伸ばし、『お姫様ダッコ』を催促する。
兄貴は何も言わずに、軽々とあたしを持ち上げて車に乗せてくれた。
走り出す車の中で、兄貴はカーステレオに手を伸ばしてCDをかけた。
ピアノの軽やかなメロディーが流れだし、あたしは耳を澄ます。なんか優しい感じのジャズ。
「ねえ、これ、なんて曲?」
「Someday my prince will come‥‥いつか王子様が、っていうスタンダード‥‥」
あたしだけを愛してくれる人がいつかは‥‥そんな微かな望みをあたしだって持っていた。
半分諦めていたけど、ようやく現れた愛しい人‥‥でも、その人は‥‥血の繋がった実の兄貴‥‥
兄貴のごつい掌をスカートから覗く太腿にそっと導いて、独り言のように呟いてみる。
「ずっと一緒に‥‥いられたら、いいのに‥‥」
881:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/10 22:07 KR0ydEzv
太腿に置かれた手はじっと動かない。長い間を置いて、兄貴はボソッと呟いた。
「‥‥そうできたら‥‥な」
朝から何でほとんど黙ったままだったのか、やっと気付いた‥‥兄貴の心が泣いているような気がした。
‥‥人を好きになるって、嬉しいことばかりじゃない。ましてやそれが、愛してはいけない相手だったなら‥‥
体を重ね、愛し合ったのは‥‥好奇心なんかじゃない。気の迷いなんかじゃない。一夜の過ちなんかじゃない。
セックスの快感が欲しかったからじゃない。すぐ身近にいた男だからじゃない‥‥
兄貴だから、本当に好きな人だから抱かれたかった。抱き締めてあげたかった。その温もりが欲しかった。
それの一体どこが悪いんだろう‥‥なんで、兄妹で愛し合っちゃいけないんだろう‥‥
走る車の中を、ピアノの切ないメロディーだけ静かに流れていった‥‥
882:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/10 22:09 KR0ydEzv
本日は以上です。あと一回で終了の予定です。なんとか今週中に終わらせたいです。
883:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/10 22:14 SJYzZS4a
ついに最終回か~…
と思ったらエロシーン追加されてる!!Σ(゚д゚ )
また切なさモードですな~…
どうでもいいけどこの妹スパッツが似合いそうだ。(w
884:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/04/11 02:19 ypI9rA02
キタ━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━!!!!
いよいよ最終回ですかそうですか…。
それにしてもココじゃ最近こういった切ないシチュが密かに
流行っていますな。
885:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/11 03:19 ttL3+aPn
氏んでます。私の「こころ」が氏んでます。もう駄目っぽいです。っていうか無理∧||∧
よく皆さんは「D.C.」の音夢シナリオなんかやって平気ですね←今しがたEnding迎えて精神即死中
多分このゲームの余波だけでSSが3本ほど出来そうな予感…けど今日はもう無理。これ以上何かを考えたら狂います。
>>856
( ゚Д゚)ヘヴンインサーイ!!9/11の悪夢を忘れるな!!
作品完成おめでとうです。また次の機会があれば書いてみてはどうでしょうか。っていうか書いてw
>>865
ゴメンナサイゴメンナサイスミm(ry
>>882
前スレから引き継がれてきた物語もついに完結ですか…楽しみですね(*´∀`)
886:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:26 v1QZbDlW
"mashed potato"
第三回
渚が帰ると、洋平は既に帰っていた。
「ただいま」
「おー」
洋平は気の無い様子で、振り向かずに返事をした。その左耳に、テレビから
伸びたイヤホンが見える。何を見ているのかと訝しんで、渚が居間へ出てみる
と、絡み合う裸の人体が映っていた。
「やだ。何見てんの」
「見りゃわかんだろ」
「そーゆー事言ってんじゃねーよ。サイテー。彼女いるくせに」
サイテー、とは心底から言った。アダルトビデオや、その類の物は、渚にと
って、女の、そしてセックスの価値を貶める物でしかなかった。
887:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:27 v1QZbDlW
洋平は答えない。こちらを振り向く事もせずに画面に目を向けている。微か
に興奮している様子ではあった。鼻腔が広がっていた。股間が盛り上がってい
た。でも、それだけだった。ティシュの箱も、そもそもズボンのジッパーを下
げていた様子もなかった。それに気付いて、何か変だと、渚はようやく思った。
「いねーよ」
洋平が言って、何の事だか、渚には一瞬分からなかった。
「別れた。先週」
「え」
「振られたっつってんだよ」
洋平は淡々と続けた。画面の中で、男優が後背位から背面座位にポジション
を変えた。モザイクが、かかっていなかった。
「エリさん、に?」
「そーだよ」
洋平は画面を注視している。その目はしかし眠たげに、退屈そうなまでに、
中途半端に開いていた。
888:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:29 v1QZbDlW
「一人で抜く気にもなれねーで一週間生きてたらあのザマだし。仕方ねーから
何とか抜こうと思ってエロい奴に借りてきたんだけどな」
女の足が、女の意に添わない風に、変に動き出した。男優が乳房をこねくり
回す。乳首をつままれて、女の顎が跳ね上がる。
「やっぱ、駄目だわ」
洋平が立ち上がって、その耳からイヤホンがこぼれる。洋平はデッキに歩み
寄る。渚は何となくそれをつまみ上げ、耳に押し当てた。
『あ、駄目、イっちゃう、や、あん、あん、あ、あ、あ! イきそ、』
狂っているのではないかと思う様な醜い、欲望丸出しの、嬌声が途端に飛び
込んできて、渚は嫌悪感を抱いた。
『あ、駄目ぇ、あん、うんん、あ、イク、イク、』
『んーっ!』
突然、その声だけが両耳に届いて、渚はびっくりして顔を上げた。洋平が、
プラグの端を持って、渚の方を見ていた。男優が、逸物をしごいて女の口へ精
を浴びせるのを、渚は見た。洋平は見ていなかった。
889:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:29 v1QZbDlW
「何、見んの?」
洋平がどこか冷ややかに言った。
「え、―あ」
「それもーすぐ終わるから、見るなら巻き戻した方がいーぜ」
洋平は続きのキッチンで、コーヒーポットの発熱器をつけた。遅れてキッチ
ンの明かりがついて、薄暗い居間と渚を照らした。
『ん、は、あ―気持ち、よかった?』
女が男優に媚びる様に言って、頬が赤らむのが、自分でもわかった。口にし
た事がある台詞なだけに、渚は、自分もまた、この女と同じ様に、女としての
価値を切り売りしてきたという事実を、罪悪に感じ、嫌悪を覚えた。
890:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:30 v1QZbDlW
すっごいよかった、とか何とか男優が応じて、
(すっげー、安っぽい)
渚はリモコンを探し、見つからず、
「リモコンは?」
「あ? 何」
「リモコン知らねー?」
「知らね。ビデオで止めろよ」
(使えねー兄)
渚は内心で毒づきながら、デッキの所まで行った。画面が暗転する。停止ボ
タン。
(下っ手クソな演技だったな)
あんな物でも、男は興奮するのだろうか。自分はしないのに、と渚は思う。
自分なら、例えば、あそこでキスを求める。次の場面まで舌を絡めている。背
面座位の時にもっと肌を合わせる様に、
(っ、)
渚の下腹の奥が知らないうちに熱を持って、何かが、動いた。
891:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:31 v1QZbDlW
(ヤだ)
巻き戻し。モーターの駆動音と、テープの摩擦音。
「オマエも飲む?」
コーヒー、と、不意に洋平が言って、渚は我に返った。
「あ、えっと、ミルク入れてよね。たくさん」
「砂糖は?」
「一杯」
カフェインに耐性が無いのはわかっているのに、洋平の言葉を断ることがで
きなかったのは。
(暑い、な)
体の芯に火が灯って、渚はブレザーを脱いだ。ただそれだけで、何かエロテ
ィックな、素肌を曝した様な錯覚があって、渚は思わず、胸の前を片腕で隠し
た。押しつけた前腕が、ブラウスと下着越しに乳首に触れて、渚はその事を妙
に意識しながらも、自分が確かに服を着ている事に安堵していた。
(もし今、裸だったら、)
「っ」
892:五日野梟 ◆yD.LvL/296
04/04/12 00:32 v1QZbDlW
乳首がその硬度を増して、前腕にその形を、あるいは、自身の圧でかえって
乳房に沈んだその刺激を、感触して、渚は声にならない悲鳴を上げた。
(やだ、何か、)
じわり、と。
(興奮、してる)
陰部で何かが、じわりじわりと、蠢いている。
(メチャクチャ上手で、気持ちいいんだってー)
それは体の深奥から、
(イチコーの、ヨーヘーって、)
底深い、女にしか無い器官を伝って、
(つーか、アタシに、)
渚の体表へ滴り落ちる。
「っあ、」
蜜が、とろり。
//第三回: 終了
893:リゼ(ry
04/04/12 01:33 v5BJAf7Z
>>892ヤッベェ・・・(* ゜p゜)死ぬかもしんない、俺。
894:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/12 01:44 Cof5CXdE
>>-892
296氏続きキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
妹発情中DAYO!(;´Д`)ハァハァ
895:いつかの519 ◆CfpuGKKDJA
04/04/12 06:17 6X4qh0d+
ども。 >>519ッス・・・・・。
スゴクひさしぶりにパソコン触った(;´Д`)ノ・・・・・。
うわ~・・・・・・長く留守にしてる間こんなに賑わってるなんて・・・・・・
>>-892
漏れを萌え殺すつもりでつか!?(;゚∀゚)ハァハァ・・・・・・・
FXD氏、三文氏、リゼル(略)氏や五日野梟氏等の常連メンバーさんも
沢山投下してきてくれてますネェ。どれもコレも見応えアリで萌えまくる作品ばっかりですな・・・・・
漏れもガムバッテ精進します。
作品の方は長編を今書いているので(短編書くと言いながら)
時期が来たらドーンと投下しようかと思います。
では ノシ
896:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:04 iY03Vu/y
今日は地元で昔の同級生に会いました。
気のせいか耳のピアスが3つくらい増えていたような気がします。
それで明らかにプーな格好して公園でタバコ吸ってたんで逃げようとしたんですが見つかり、
友「お前ーまだマンガとか読んでんのかよー」
俺「い、いや昔ほどじゃねぃよ」
友「お前ーマジで人生とかヤベーぞそれー」
氏に鯛_| ̄|○ ・・・・・・続き投下。
897:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:05 iY03Vu/y
秀明の手が、明里の頭を捕まえる。
ぎゅっ、と自分のものに押し付けながら、びくびくと震えた。
びゅっ、びゅるっ――
明里の口の中で秀明が弾ける。
(ああ、また)
898:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:06 iY03Vu/y
(またやっちゃった・・・・・)
口を離すと、飲みきれなかった精液がどろりと溢れ出した。
秀明がかちゃかちゃと服を直すのを見つめる明里の顎には
兄の精が一筋の糸となって垂れ流れていた。
秀明はしばらく明里を見つめ――
急にぐしゃぐしゃと頭を撫でてから、自分の部屋に帰ってしまう。
899:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:08 iY03Vu/y
こうやって頭を撫でられるのは、今日は2回目だ。
兄と、兄の想う人と――
複雑な気分だった。
2人とも優しさから自分を撫でてくれるなどということは承知している。
だが、なにかが寂しいのだ。
大好きなお兄ちゃんを惹きつけている女に優しくされている自分。
(それじゃあ・・・・・あたしは誰に優しくなればいいんだろう)
900:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:09 iY03Vu/y
早紀とセックスする秀明の表情が見てみたかった。
自分としている時と、どう違うのかが気になって気になって仕方がないのだ。
もし同じように優しい顔をしていたら悔しい。
自分のわがままだということは自覚しているし、思い通りにならないことも知っている。
だからといって、秀明を求めることを止めるというのも出来ない相談だった。
(・・・・・・・・・・)
急に思いついたように、明里は自分の部屋に走った。
901:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:09 iY03Vu/y
息が切れる。だがそんなことは構っていられなかった。
――机の引き出し。上から2番目、単語カードのケースの中・・・・・
ケースの中からはコンドームが繋がって出てきた。
それを明里は一袋ずつ開けていく。
中に入っている丸まったゴムに指を引っ掛けて、伸ばす。
すでに使い物にならなくなってしまった。
902:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:10 iY03Vu/y
びりっ、ぎゅうっ。
びりっ、ぎゅうっ。
その単純な作業が1箱ぶん終わる頃には、明里の目に涙が溜まっていた。
全てのコンドームを処分した後、ティッシュペーパーを4枚引き抜いて包む。
そして部屋の隅のゴミ箱に向かって投げ捨てる。
――入らない。
ため息をついて、ゴミ箱まで歩いていく。
903:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:12 iY03Vu/y
服の袖で涙をぬぐってから、屈みこんでティッシュを拾い、きちんとゴミ箱に入れる。
中に包まっているコンドームのぬるぬるが気色悪かった。
ふらふらとベッドに近づいていき、そのまま倒れこむ。
(何やってるんだろ――あたし)
瞼を閉じると、そこには何も見えない世界があった。
意識が、なくなっていく。
904:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:14 iY03Vu/y
服の袖で涙をぬぐってから、屈みこんでティッシュを拾い、きちんとゴミ箱に入れる。
中に包まっているコンドームのぬるぬるが気色悪かった。
ふらふらとベッドに近づいていき、そのまま倒れこむ。
(何やってるんだろ――あたし)
瞼を閉じると、そこには何も見えない世界があった。
意識が、なくなっていく。
905:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 20:22 iY03Vu/y
すいません。今回は名前欄タイトルにするの忘れました(;´Д`)ゴメンぽ
そんなこんなで流れ的には秀明・明里・早紀が絡む1日目は終了です。
「寝たら1日目が終了して次の流れ」というギャルゲーみたいなSSですなw
・・・・・っと、900レスも超えてそろそろ次スレの時期ですねぇ。
つーわけでスレタイ案。
│
【悔やむは】生殺し妹文学館【己が血】第六巻 │Д`)ノシ 今回はマジっぽく。
906:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/12 20:31 D8FGsz3v
うぉおお
キタ━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ ━!!
コンドームで遊ぶなんて悪い娘ね(;´Д`)ハァハァ(違
次スレか…俺そういうセンス無いからな…
投稿中に踏んだらどうしましょ(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
907:リゼルギン酸ジエチルアミド
04/04/12 21:30 iY03Vu/y
>>905
ヤバっ、次スレ立てるのは950で固定だということを忘れて・・・・
まあ誰かが覚えてくれてりゃいいか。
908:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:32 mYb76z7X
様々な妄想が膨らんできて、現在5本同時進行で書いております。何してんだろ、私(;´∀`)
>>892
(*´∀`)
流石ですねー…短編しか書けない私では到底越えられそうにない壁が見えますよ'`,、('∀`) '`,、
>>895
短編でも長編でも、期待しながらお待ちしておりますよw
>>905
(*゚∀゚)ウマウマウマウマウマウマウマーw
次スレは「七」番目だと思うのですが…誤字にツッコミカコワルイですね、そうですね。
読み繋ぎ作品「Moon…」を投下します。別口で書いてたやつをちょっといじっただけですが(何
909:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:33 mYb76z7X
――夢を、見た。
枯れ果てた空気に染まった、薄暗い朝の夢。
光は鉛色の雲に遮られ、湿気を帯びた空気が地表を漂う。
少しだけ降る雨が、一人の少女の黒髪をしっとりと濡らす。
やがて雨は強く降り出し、少女の全身を水浸しにしてゆく。
頬には、雨よりも鈍い色をした涙の跡が、さらに鈍く光る。
910:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:34 mYb76z7X
満月の夜には、家のテラスから夜空を眺める。
小さな輝きの中央に、ただ漠然とあるのは、月。
それは、全ての星々の支配者のようにも、自力では輝けない弱者にも見える。
そんな姿が嫌いだから、視界に入ってこないで。
億劫な表情のまま、私は流れる星々を眺め続けていた。
満月は何も言わずに、果て無き空の彼方で鈍く光っていた。
911:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:36 mYb76z7X
三日月の夜には、近くの公園のブランコに腰掛けて遊ぶ。
揺れ動く視界の隅に、弧線を描いて姿を現すのは、月。
星も無く、虚に満ちた夜空に添えられる、鈍い色の霊光。
幼い頃は三日月が大好きだったが、今はそうでもない。
…だって、見た目が綺麗なだけで、何の役にも立たないから。
かろうじて虚空に姿を残す月は、声も無く泣いている気がした。
912:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:37 mYb76z7X
半月の夜には、自室の窓から空を見上げる。
たとえ半身でも、休むことなく輝こうとしているのは、月。
黒雲に光を遮られても、残りの半身の分も輝こうとしている。
その健気で虚しき姿に、なんとなく私自身をだぶらせてみて。
たまらず口にしたくなるこの想いを、また胸の奥底に眠らせる。
今は無きものを補おうと足掻いているのは、月だけではなかった。
913:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:38 mYb76z7X
新月の夜には、自転車でしばらく駆けた先の丘へ出向く。
輝ける星の中央にある、輪郭のみがうっすらと残るのは、月。
夜風に草がなびき、木々のざわめきが広陵を覆い尽くす。
静寂と混沌が満ちた空間の中、胸の想いを大気に溶かした。
小さな声は響かず、誰にも聞こえないうちに無くなった。
願いを込められた月は、返事を返すことなく眠っていた。
914:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:39 mYb76z7X
願いを込めた次の日には。
必ずと言っていいほど、あの夢を見る。
同じ場所に、同じ天候。そして、同じ結末の夢。
また叶わなかった、と嘆きつつ、次もまた同じ事を繰り返す私がいる。
月に祈ることだけが、私に許された唯一の方法と思い込んで逃げる。
兄を、返してください――。
915:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/12 23:49 mYb76z7X
…以上です。多少クオリティが落ちてる気がしなくもないですが、見逃してやって下さい(苦笑
私が子供の頃は、三日月の形が好きでよく空を眺めていました。
月が秘める不思議な感覚を文章化…しようとしたけど、私には早すぎるテーマだったようです(´・ω・`)
「音」の無い話、「緑」に囲まれた話、「螺旋」に縛られた話、「色」の無い世界…と、4本同時進行してます。
これから短いのが色々と出来上がりそうなので、皆さんも長編をドンドン書いて下さいね←生殺しは他人まかせ
916:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/13 00:42 TuNLSVXD
>>892
五日野梟さんの文章は、相変わらずクールな中にエロスが感じられて、なおさら萌えます。
私には絶対に真似出来ない世界だ‥‥さすがです。
>>905
自分でも分からない感情(嫉妬?)に駆られてコンドームをビリビリにするシーンが
なんか切ないというか悲しいというか‥‥思い込み過ぎでしょうか?
>>915
クオリティが落ちてるんじゃなくて、エロが足りないだけです(w
冗談はさておき、月を見て思うのは、あの冷たく冴えた光って不思議な魅力があるなって私はつくづく思います。
917:359 ◆jMOammQf8U
04/04/13 09:13 VFFj4Iql
みんな凄ぇな
俺なんて完全にネタ切れっすよ・・・
等といってる間に書けばいい話なんだけどね
お前ら・・・・・・・・・漢だ!w
918:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/14 22:37 RWQK0loq
板移転確認孕age。一瞬スレが取得できなくて本気で焦りましたよ((((((:゚∀゚))))))
読み繋ぎ作品は後ほど。今から風呂(銭湯)逝ってきます(*´∀`)びばのんのん~
919:三文ふみど(トリツプry
04/04/14 22:57 mJ1QHInZ
(´д`)ノ 三文です。ポストしよかなーと思ったらなんか鯖移転とか騒いじゃってますね。
んでなんかギコナビだと虹板だけリロドならないんですけど。
というわけでホント久しぶりでIEから書いてる次第でありんす。ああ書き難い。
板更新してもダメぽです。どないせいと。
といったわけでもうぷんぷんヽ(*`Д´)ノですのでまたそのうち来ます。あうう。
というかギコナビがヘタレなのではないのかな?どうなのかな?
みなさんは他にどのブラをお使いですか?とせっかく来たので雑談ネタ投下。
いや妹に着けさせたいブラの好みとかではなくてブラウザ(ry
920:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/04/14 23:17 aB1JFi3v
JaneView推奨
とにかく軽いです。それから他のソフトではどうか
知りませんがコレは字数・行数制限表示されます。
(特に文士にはお勧めの機能)
921:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/14 23:20 IM2ZkWwG
>>919
Live2ch
高性能だそうですが私ゃ使い切れてない希ガス。
922:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/04/14 23:35 IooXp7E1
>>919 10分位前に板更新したらスレのダウソロードは蹴られなくなりますた
使ってるのは ギコナビのバタ43でつ 他のは使った事が無い
923:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/04/14 23:47 mJ1QHInZ
うひーバーヂョン上げたらきちんとしました。(´д`)ゞ というわけで現在ブラ視点です。
ソッコーでOpenJaneも入れてみたんですが、なんかフォントがデカ過ぎてイヤンでした。
ピシドリンカ殿と孕age殿推奨のブラも試してみますねー。
おおなんか下着スレのレスみたいだw
>>922さん、オイラはバタ40から更新してませんでしたw 現在46が最新のようですね。
というわけで婿ーの230氏のカキコに気付かなかったのでやっぱりポストはまたの機会にします。
というわけで体育座りの皆さんの期待を一身に背負いつつ↓230殿、ポストどうぞ。
とかさりげなくプレッシャアアかけたりしてw
924:FXD ◆yZgNPduOMQ
04/04/14 23:49 36Pe6Sqi
マカー用。まだ見られません。‥‥エンディングも煮詰まってます‥‥
925:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/04/15 00:12 VVPLFPVf
>>923さん、導入したのはバタ42から。
コレでも不自由は感じなかったのだけど、まあやって見るか程度で43に更新
敢えてバタ46にする理由も無いので、更新は当面しないつもり
(バタ60辺りになったら考えようかな・・・)
926:リゼ(略
04/04/15 00:51 VfSli1/B
やっぱし壷がいいな・・・あ、ちなみにこのカキコは携帯から。意外と見れる。
927:木田白竜 ◆ikBEci4gFo
04/04/15 01:11 HZ2xrMSC
専ブラはOpenJaneDoe狂っぷーでちまちまやってます。
……久々にコテで顔出しておいてこれだけですがすみません。
お話保存してたHDDが㌧で設定書きすらなくなってしまい(つ´д`;)
復活業者の根性に賭けてます。ではまた……λトボトボ
928:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:27 jBi8qbWM
かっぽーん…閉店間際まで湯に浸かってたら、番台のおっちゃんが入ってきてビックリですよ'`,、('∀`) '`,、
こっそりビールなんかもらっちゃったりしてご機嫌様です。銭湯でビール…良い体験しちゃったー(*´∀`)
>>専用ブラウザ
私はギコナビですね。バタ43。別に大した機能は要求してないんで、私にはこれくらいがベストです。
>>923
(;゚∀゚)<せんせー、短編しか書けない私にそんな期待をしちゃ駄目ですよ?w
>>927
初めまして、です。当方短編しか書けませんが、今後ともよろしくです。
ではでは、長編までの読み繋ぎ短編でも投下しますね。
929:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:31 jBi8qbWM
私の中には『声』が無いの。
生まれた時から話せなかった私は、ずっと臆病だった。
他人に自分の気持ちを誤解される事が、たまらなく苦痛だった。
自分の意識が伝わらなかった時の相手の顔を見るのが、耐え難かった。
そして何よりも、両親の苦々しい表情を見るのが悲しかった。
幼なかった私は、閑散とした和室の柱にもたれて、いつも一人でひっそり泣いていた。
泣くだけ泣いた後には、必ずお兄ちゃんが迎えに来てくれた。
顔を真っ赤にした私の頭の上には、いつも温かくて優しい手があった。
930:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:34 jBi8qbWM
お兄ちゃんには、聞こえないはずの私の『声』が聞こえていた。
手話を覚えてからは、大人の人との会話には困らなくなったけど。
相手が手話を知っていれば話せるけど、知らない相手とは話せないのは一緒だった。
見知らぬ相手にいきなり手話で話して、理解してくれないのが嫌だから。
私はいつも、お兄ちゃんの後ろにくっついていた。
そうすれば、私の代わりにお兄ちゃんが声にして伝えてくれたから。
931:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:37 jBi8qbWM
平仮名や漢字を覚えた後の私は、いつもノートとペンを持ち歩いた。
紙に書いて見せれば、手話が通じなくても相手と話し合えるから。
こうやって話をすることで、新しい友人も昔より増えた。
そのうち友人も手話を覚えてくれて、徐々に会話が成り立つようになった。
…けれど、どれだけ訓練しようとも、私の『声』は誰にも聞こえないままで。
そんな私の声を聞き取れるのは、この世界でたった一人だけ。
お兄ちゃんを慕うこの想いが『恋』だと気付くのには、それから数年の後。
932:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:39 jBi8qbWM
私がお兄ちゃんに告白したのは、それから数年の後の、今。
すべてを理解し、自分の気持ちが揺ぎ無いものだという自信からの、大きな決断。
大きなその胸に体を預けると、自然と全身の力が抜けて。
唇を合わせ、声だけでは伝わらない想いを通わせあった。
破瓜の痛みを前にしても、音としての声は出なかったけど。
お兄ちゃんには聞こえていたから、安心してその身を委ねられた。
音無き声が通い合った、永き想いがついに祝福された深き夜。
933:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:41 jBi8qbWM
二人で眠るベットの中で、私はふと想いを巡らせる。
私の『声』が、お兄ちゃんにだけ聞こえるのは。
きっと、私とお兄ちゃんだけの世界があるからだよね?
二人の世界に入ったときだけ、私の声は『声』になるんだよ、きっと。
…本当はそうじゃなくても、私はそう信じたいな。
――小さな世界の住人は、明日の世界を夢見て眠りに落ちる。
934:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 01:49 jBi8qbWM
…以上です。>>915で言っていた「音」のお話です。残り3本も着々と進んでおります。
耳が聞こえないのも怖いですけど、自分が言ってることが全然伝わらないのも怖いと思いませんか?
少々どっちつかずな内容になっちゃってますが、その辺の感じが分かってもらえたら良いかな、と。
結論:私は悲劇系(話中で誰かが氏ぬ展開)でないと上手に話が書けないようです∧||∧
935:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
04/04/15 01:54 HUlM4LMm
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キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
>>結論:私は(以下略)
まぁそれぞれ得意分野が有るのでキニシナイ(・3・)
そういえば俺の場合はは…何だろう?
936:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/15 01:58 gqH945YS
>>935
PC・Drinker㌧それキテナイYO!!
>>-934
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
いいね~こういう依存型の妹いいね~(;´Д`)ハァハァ
937:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/04/15 02:13 aI4csufD
230殿 ε≡ε=ε=ε=ε=(σ゚ω゚)σキタ------ッ!
というわけでオイラには珍しく体育座りしてますた。
あっすいませんウソつきました。オイラもお風呂でカボーソして丁度あがってきたとこです。
悲劇系w もまたいいですね。オイラの次作も悲劇系です。誰も死にませんけど、逮捕者が出る予定(謎)
こういう萌え系でない活字で過去に、目の見えない少年と言葉の持てない少女が恋人になる話にトライしたことがあります。
心の交流のための描写があまりにもムズくて、見事に頓挫しましたけどw
次作にも超期待です。アンダープレッショワーw
FXD殿、オイラもいちお、エンディングまで書き終えましたけど納得いかないのでぐつぐつと煮詰まってます。
推敲しながらなんとかあと3回ぐらいで終了予定です。
というわけでポストは後日改めてですゴメナサイ。
938:みんなの妹
04/04/15 12:30 NJXVZ/yB
次ぎスレはまだいいよね
お兄ちゃん?
939:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/04/15 13:00 VfSli1/B
次スレは>>950が責任をもっておながいしまつ。
940:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:26 jBi8qbWM
恐怖と名誉の>>950に近づけるため、スレ削り活d(ry;y=ー( ゚∀゚)・∵.
「三文氏の作品☆⌒ 凵\(\・∀・) マダー??」とか言いつつ、今宵もまた読み繋ぎを一つ。
941:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:28 jBi8qbWM
煌々と落ちてくる、漆黒の夜空からの月明かり。
雪に添えて桜が舞い散る、それはそれは美しきものでありました。
「鏡の相手に口付けを交わして曰く」
笑みと映みが絡みあって、小さな潮を生み出す深夜の一刻に。
白昼夢に咲けるという純白花を、さあ一緒に摘みに逝きましょう…?
「愛しき貴方は目の前にして、あれ」
942:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:29 jBi8qbWM
――ああ。兄様、ほら。
あれをごらんなさいな。指の先、空の上。
そう誘われて見上げた先には、二人の情事が何故か映って。
手と手を握り合い、離れぬように象牙の刃で刺して掬ぶ。
快楽を貪りあいながらも、それだけでは飽き足らずにまだ欲する者が二人。
互いの血肉を喰らい、同じ先祖の配列を味わい、更なる倒錯に耽りゆく。
これぞまさに、禁断の螺旋に捲かれた、忌まわしき禍子達の宴よ。
943:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:30 jBi8qbWM
全ての後に、赦されざる結末を悟った兄様。
瞼を閉じて耳を塞いで、その様はまるで泣きじゃくる稚児のよう。
優しく冷たく抱いた背中からは、恐怖という名の快楽が染み出してきて。
簾の外には雪月花。
風に舞い散り、遠ざかる現世を背に。
「さあ、契りましょう?」
944:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:31 jBi8qbWM
左頬に刻まれた爪痕から、真紅が流れて肌を濡らす。
肌に刻む血化粧と、恐怖で染まった兄様の表情。
鉛で開かれた瞼から流れる涙が、湿る畳を更に濡らす。
綺麗――ああ、キレイ。
灯篭の緋が燃え盛り、怪しく影を揺らし出す。
響き渡る嬌声に添えて、外の風音が絡んで吼えて。
全てが終え果てた後にも、音は途絶えず、激しく流れ続けている。
945:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:32 jBi8qbWM
逆さに見えた愛しき顔は、召された罪人にも見えて嘲えて。
風に散り敷く桜の花弁が、池の水際に浮かびゆく。
紅色に彩られた水鏡には、男女の艶姿が絶えず映し出される。
全ては虚無で、全ては現実。変えようのない、極みの極地。
もう戻れぬ事を悟った者達は、血という名の螺旋を引き千切った。
煌々と落ちてくる、漆黒の夜空からの月明かり。
雪に添えて桜が舞い散る、それはそれは美しきものでありました、トサ――。
946:向こうの230 ◆EldeW1Y/XY
04/04/15 23:42 jBi8qbWM
…以上です。>>915の「螺旋」のお話です。螺旋=血縁と思ってもらえれば結構です。
今回はとにかく「惨さ」を追求してみました。脳内イメージは赤、黒、そして肌色。しっとりじとじと。
ゴメンナサイゴメンナサイスミマセン甘いのも書きますからお願いですから孕まs(ry
分かる人には分かると思いますが、思いっきり某曲の歌詞の内容そのままです。
凄い速さで手とか動かしながら、オクチはニヤニヤをキープしつつも、目は素のまま。そんな感じ。
というか、これだけひねっても359氏の作品には未だ追いつけず…よし次はもっと惨k(ry
作品への感想などがあれば是非。
947:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/15 23:45 CQ6o4ym3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
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|__|__|__|_ __((´∀`\ )< メデタシメデタシ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────(~~ヽ::::::::::::|/
948:孕age ◆n.HIMAoD9I
04/04/15 23:46 CQ6o4ym3
,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人./ノ_ら~ | よっしゃ二人目だゴルァ
从 iヽ_)// ∠
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´Д`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
||__| (::()ノ∴:・/|::| ./:/ /  ̄/__ヽ__/
|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
|_|_|///ヽヾ\ .|_|_ /⌒二L_ |
──── ー' >ー--
私ゃもう下品な人間ですよ_ト ̄|○
949:名無したん(;´Д`)ハァハァ
04/04/16 00:22 OAdhHEr9
>>949get!!
↓次スレどーぞ
950:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ
04/04/16 03:23 O7Mh7RHy
(´д`)ゞ 呼 び ま し た か ?
と言うわけでw 950(σ´Д`)σゲッツ!! のワタクシ、不肖フミドサンモンが次スレ立てさせて頂きました。
スレリンク(ascii2d板)
スレ立てしたの久しぶりです。やり方忘れててしばらく考え込んだり。
ではまたみなさん次スレにて盛り上がって参りましょう。ヾ(´д`)