04/04/02 11:51 +QhfBGpO
落書き帳に万華鏡。玩具が散らかった遊び部屋の中の。
積み木で出来た、少しだけ壮大なおもちゃのお城で。
ビーダマを転がして、上から下への大冒険を楽しむ私。
からからとん。笑い声のように木を叩いた音がするよ。
しゃらしゃら。流れる音が心地よいリズムで音の間を繋ぐよ。
かこん、とん。続けて響く二連音は、一つの流れの終わりを締めて。
…音の最中にふと感じた傍らの影は、私だけのお兄ちゃん。
横に座った時に顔を見上げれば、いつもと変わらない優しい笑顔。
大きくて温かいその腕にもたれかかって、一緒にビーダマを眺める。