04/03/29 12:59 UzzfsHW+
――10分後―――
僕は自分の異変に気付いた。
さっきコーヒー飲んだばかりなのに逆に眠いぞ・・・・・・・
(ダメだダメだ・・・・・ペンを動かせッ!・・・・・・・)
でも眠たいぃ・・・・・・眠い・・・・激しく眠いぞ・・・・・・
(ペンを・・・・・・って、手が・・・・・動かない・・・・・・)
沙弥は相変わらずニコニコしてこっちを見ている。
「沙弥・・・・・・お・・・前・・・・眠くない・・・のか・・・・・?」僕の声はもう切れ切れだ。
「んーん。全ー然ー♪」沙弥はニコッと笑って言った。
「そ・・・・・そうか・・・・・・?」
やっぱ・・・・眠い・・・・おかしい・・・・・まさかっ!
バッ!!と振り向こうとしたが振り向けなかった。
首を捻じ曲げ横の沙弥を見ようとした・・・・・目がかすみ始めた・・・・・・
「おやすみ・・・・お兄ちゃん・・・・・」と言うさやの声が薄れ行く意識のなか聞こえたような気がした・・・・・・・・・・・。