04/03/12 22:53 B56sth7L
「エミ、もう我慢なんかしなくたっていいんだぞ‥‥」
でも、あたしみたいな柄の悪いデカイ女が甘えるなんて、変だよね‥‥ちっともカワイクないあたしなんかが‥‥
そう言うと兄貴は髪を、背中を柔らかくそっと撫でてくれる。
「そんなコトないって‥‥俺は、エミが一番可愛いって思ってるよ‥‥好きだよ、エミ‥‥」
「ありがとう、兄貴‥‥あたしも好き‥‥大好き‥‥」
あたし達の唇が見えない力で引き寄せられ、重ねられて一つになる。
ベッドの上で裸で抱き合い、裸の言葉で語り合い‥‥あたし達の思いが繋がっているのが何より嬉しい‥‥
もうあたし達が『兄妹』だなんてコトはどうでもいい。お互いが『好き』という気持ち。それだけが真実。
ずっと、ずっとこうしていたい‥‥肌が、唇が重なり合ったまま時が止まってしまえばいい。
‥‥そして、いつの間にかあたしは兄貴の下に組み敷かれていた。