15/08/13 14:19:50.21 0OZD/8d3.net
>>254
診断書に「抑うつ状態」とか「うつ状態」と書くことがあるが、これが「うつ病」と同じなのか違うのか、わからない人がいると思います。
「抑」の字にたいした意味はないので、うつと抑うつはまったく同じだが、抑うつ状態(うつ状態)とうつ病は違っています。
それは○○状態と○○病の違いです。
「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を抑うつ気分といい、抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。
このようなうつ状態がある程度以上、重症である時、診断します。
次に、このような抑うつ状態が現れる病気には、うつ病以外のもあります。
双極性障害、統合失調症、適応障害、ニック障害、社会不安障害、摂食障害、発達障害、認知症、脳梗塞など。
数え切れないくらいあります。
抑うつ状態とうつ病の見分け方ですが、実際はベテランの精神科医でも非常に難しいことがあります。
それ以外の病気となると明確な症状がない限り困難であり、
抑うつ状態という診断には、病気かどうか、さらに何病かの診断はまだついていないですよ、という裏の意味があるわけです。
要するに、仮診断です。
1回でうつ病と診断できることも、数回診察してみて診断できることもあるが、
1回で確定診断できない時には、やはりうつ状態(抑うつ状態)と仮診断します。
確定できたらはっきり「うつ病」と伝えることが多いです。
本で調べても頭に入ってこないのは抑うつ状態が強く出ています。
休養が必要で、無理をせずに休養をとることを強くお勧めします。
やや横道にそれたが、親御さんに説明するには、
①うつの症状が出ているので、今の状態が長く続けいたり、悪化した場合はうつ病になる。
さらに付け加えるのなら、
②うつ状態でも「雅子さまのような適応障害」など、うつ病以外の病気の可能性もある。
と、説明してください。
それでも疑問を持たれるのなら病院へ連れていき精神科医と面談すること、
子供のことが心配で詰問されることもあるが、精神科医なら容易に説明できますので。