14/10/08 01:55:48.80 pWq1Jya7
そういえば、>>677で大事なことを伝え忘れていたので追記する。
実は、躁うつ病のキャンペーンが初めて大々的に行われたのは、2011~2012年にかけてである。
新聞の折込みチラシにも入ったほどである。
これにはいくつかの要因があり、SSRIによる躁転を隠す目的で、副作用と症状の似た
「躁うつ病」を利用することなどは前回の書き込みで述べた。
では、他の要因とは何だったのか? それは、今までは統合失調症だけの適応処方であった、
『ジプレキサ』と『エビリファイ』が、2012年に躁うつ病治療薬としての認可を受けることが決定していたからである。
つまり、2011~2012年にかけての大々的な「躁うつ病の宣伝」は、「イーライリリー社」と「大塚製薬」という
巨大製薬会社が、自社製品の販売促進を狙った戦略でもある、ということである。
事実、犬HKは2012年の犬HKスペシャルの番組内で、「うつ病患者の4割程度はうつ病ではなく躁うつ病だった」や
「抗うつ薬を飲んでも治らないうつ病患者は躁うつ病である」などと、製薬会社の戦略に合わせて特集を組んでいる。
では、なぜ今更また躁うつ病の宣伝をするのか? それは、『ジプレキサ』の日本国内でのパテント(特許)が
2015年の4月に切れるからではなかろうか。
この『ジプレキサ』は、ジェネリック製造会社によって既に『オリザ』という製品が開発され海外では販売されている。
2016年には日本国内でも『オリザ』の販売が始まるようだ。
つまりイーライリリー社は、日本国内において『ジプレキサ』を独占的に販売できるのはあと1年ほどしか残されていない、
ということになる。
『ジプレキサ』の開発には100億円以上の開発費がかかっている。海外では、薬価の高い『ジプレキサ』は
安価な『オリザ』に押され、急速売り上げを落としている。
イーライリリー社は日本国内で残された1年を、『ジプレキサ』の最後の乱れ撃ち戦略に出たのではなかろうか。
犬HKの「あの」番組は、2012年の犬HKスペシャルと同じではないのだろうか……。
ちなみにイーライリリー社のCEOは、ロイターのインタビューに以下のように述べている。
URLリンク(jp.reuters.com)
患者の「か」の字も出てこないことに気付くだろう。