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境界型人格障害と自己愛人格障害の違いがこれほどクリアーに解説された類書はない。, 2010/6/10
境界例のナルシシズム=マーラーの分離個体化理論でいう、「練習期」を経て、「再接近期危機」に直面しつつも
「見捨てられ不安」未克服=「矮小な自己像」への防衛としての「誇大自己」であるに過ぎない。
ほんとうの「自己愛人格障害」のナルシシズム=マーラーの分離個体化理論でいう「練習期」のまま、つまり「幼児
的万能感」のままで大人になっている(親もたいてい自己愛人格障害者な)ので、実は自己中心的で他者に対する
感情移入能力を欠き(この点ではDSMの診断基準は正しい)、自分を「崇拝」する「子分たち」としか関係を結べない。
他者との関係は、常に相手を「利用する」という関係です。
この2つは全く別のものです。
ボーダーの人は、他者の「他者性」にすごく敏感過ぎて、まわりが大人に見えて、すごく「縮こまっている」ナーバスな
人たちです。でも、実は、後者の「ホントのナルちゃん」たちよりも、発達段階的には実は上位なんですよ。
ところが、この世のカリスマ的成功者の「ある部分」は、明らかに本物の「自己愛人格障害」です。
DSMの診断基準しか頭に入ってない人には、この「実は境界型人格障害の方が発達段階的に上位」という大事なポ
イントが見えにくいかと思います。
その意味で、他の方もお書きのように、本書は全然古びていないですね。
マスターソンを読むならこの一冊です。
URLリンク(www.amazon.co.jp)自己愛と境界例-発達理論に基づく統合的アプローチ-ジェームス・F-マスターソン/dp/4791102029
一般にBPDよりNPDのほうが社会(会社)適応は良いと言われているけど、BPDよりNPDのほうが未熟な段階で停滞してるのね
マスターソンの理論が正しいかはわからないが・・・