14/05/25 11:54:24.20 NC3IIzr6
私が担当をしていた頃に、採用した方がいらっしゃいました。
30代半ばの男性で、内臓の疾患(大変アバウトな言い方ですけど)か何かで
障害者手帳をお持ちの方でした。
確か、発作さえ起こらなければ普通の状態なわけです。
あと、体力的に無理をしなければいい。
履歴書には、超一流企業の名前がズラっと並んでいました。
その時点で、若干ひっかかるものはあったのですが、
まあ、なかなかこういう人にも出会えないしな、ということで採用が決まりました。
仕事は、それほど難しくありません。
どっちかっていうと、派遣さんたちがやってる仕事と同じレベル。
ご本人に対してちょっと失礼だよなー、と思ってたくらいです。
だから、最初はこの仕事で様子を見て頂いて、
徐々に他の仕事も増やしていきましょうねー、なんて話をしていたくらいです。
でもですね、彼はその仕事ができなかったんです。
なんていうんでしょう。
まず、メモしない、忘れる、期限を守らない。
そして、そのことを聞かれると、
「自分は障害者なのに、どうしてそんなに責めるんだ!」と言う。
うーん、難しいなー、と。
障害の内容は内臓の疾患だし、メモとらないのとは関係ないぞと。
ああ、人格も不安定だとは思わなかった・・・。
ああ、それで、あんなに超一流の会社に就職したのに、
どこも2年も経たずに退職してたんだなー、と納得しました。
自分の障害のことを、
障害者扱いされたくない、と思っている方もいれば、
障害者なんだから普通以上に配慮して欲しい、と思っている方もいます。
当たり前なんですけどね。
応募者の人が色々なのと同じように、
障害者雇用の応募者の人も色々なわけです。
そのことに気付くまで、ちょっと時間がかかりました。