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「平気でうそをつく人たち」(M・スコット・ペック)には、
子供を「物」としか見ない両親が出てくる。
兄のスチュアートが銃で自殺をした。その後、父親はその弟のボビーに
クリスマス・プレゼントとして、兄が自殺に使った銃をプレゼントした。
その後、ボビーの学校の成績は下がり、運転免許もないのに車を盗み、事故を起こした。
ボビーは精神科医に行き診断を受け、結局、親戚のおばさんの家に預けられる形になった。
その後、徐々に学校の成績も元に戻り、ボビーも自分自身に向き合えるようになった。
父親の言い分はボビーくらいの年の子供は銃をほしがるだろうと思い、
銃をクリスマス・プレゼントにした、新しい銃を買う余裕は自分の家にはない、と言い張った。
母親も父親の言い分に同意していた。
ボビーが欲しかったのは銃ではなくテニスラケットだった。父親はボビーの言い分を聞いてやらなかった。
父親はボビーの希望も聞いてやらず、兄が自殺に使った銃をボビーにプレゼントしてしまった。
子供に対して権威や自分の思い込みを振りかざし、
子供の立場も心も考えず、子供を「物」感覚でしか受けとれないサイコパス両親の悪典型例。
精神科医にかかる必要があるのはボビーの両親だった。
こういったサイコパス親は過去から現在にかけてアメリカのみならず、
日本にも数多くいると思われる。