境界例について心理学よりで考察するスレat UTU
境界例について心理学よりで考察するスレ - 暇つぶし2ch489:優しい名無しさん
14/07/15 08:23:26.00 /OfQeHw+
>>487
>言語の世界に入らずに漠然としたイメージの世界に留まる事が境界例的な病理を生んでいる

これはどういう意味なんだろう
現実を見ていないで妄想の世界で生きている、って事?

490:優しい名無しさん
14/07/17 21:34:44.86 8vL2hd0l
自分が書いたのに今読むと意味わかんないですね
取り消します。。

491:優しい名無しさん
14/07/27 22:19:55.66 aw1lvXJ3
[観覧注意]殺しちゃったんだけど
スレリンク(news4viptasu板)
ジャップが壊れ始めたな

492:優しい名無しさん
14/07/28 06:06:50.32 u5GVgcQ/
スレ違いだけど境界霊的な恐怖・不安ってオキシトシンスプレーでかなり改善されるらしい

493:優しい名無しさん
14/08/15 13:10:39.19 w9miWSl6
思い出のマーニーってのを見たら、境界性の本に書いてある、不安故に攻撃的・批判的になってしまう
心理がお話のなかで表現されている気がしたよ。

494:優しい名無しさん
14/08/17 12:48:44.21 wN27cmUx
>>493
もう見たのか。

495:優しい名無しさん
14/08/17 13:57:39.04 pO3Tx/nV
 本論文のこれまでの部分で、仮にマーラーの言う「共生期」における母子相互作用が 「ほぼ十分」で
あったとしても、「再接近期」において親が子供の自発性を受容出来ず、むしろ自発性を撤去した場合
に親から報酬が与えられる関係が確立すると、「分離-個体化」の過程は停止してしまい、それがオタ
クの、現世をしたたかに生きて行こうという自発的意欲をベーシックな次元で奪っている可能性を示唆
した。実はこうした場合にはじめて、いわゆる「オタクの子宮回帰願望」が発現すると筆者は考える。

 いや…こうした「回帰願望」という言い方すら不適切かもしれない。対象関係論的に言えば、そもそも
彼ら・彼女らは、心理的には母子一体の子宮的共生空間から外に出たことがないのである。「この世
に生まれ落ちていない」。

 彼らが経験している「外の世界から迫害される」という経験そのものが、外の世界の外的他者と人格
的にかかわる能力の形成以前の段階でなされている可能性がある。

 つまり、精神分析的対象関係論の礎を築いたイギリスの女性精神分析医、メラニー・クラインの言う
「分裂的・妄想的態勢」のレベルでの「投影同一視」的な経験にとどまっている可能性がある。

 すなわち、クラインによれば、生まれて数週の赤ん坊の体験世界は自己と外界との鮮明な区分は
存在しない。外界の中の独立した人格として母親をとらえる能力も限定されている。そのため、自分
の中に快が生じると、「良き母親」…というより「善意に満ちた世界全体」から自分が愛され、愛情を
備給されているものとして体験するが、自分の中が不快な状態になると、一転して世界は地獄と化
し、「悪い母親」…というより「悪意に満ちた世界全体」からが攻撃され、迫害されているものとして体
験する。

URLリンク(homepage3.nifty.com)

496:優しい名無しさん
14/08/19 02:39:29.12 AlL4YH2H
言語性IQ云々は置いといたとしても…

>>487 iaIeqkIfさんの書いた、言語の世界に入らずに漠然としたイメージの世界に留まる事が境界例的な病理を生んでいる
という意味分からなくもないんだけど…、書かれた方が取り消されてるのでここに共感する私は変ですかね?

ボーダーの場合、過去に囚われ過ぎていて、現実、自分で物事決めてるはずが全てにおいて実は自分の意志じゃなかった…みたいな。

分かっているようで実は何も分かってなかった、という感覚。

497:487
14/08/19 20:00:32.03 F2ApjmVh
とりあえず関係ありそうな文章を貼っておきます。


直観像素質者とはジャック・ラカン(フランスの精神分析家)の言いかたに従えば、「想像界」の人である。「父の名」によ
る世の掟に屈服しないまま、象徴界(言活動の世界)の入口にたたずむ「イメージとナルシシズムの世界の人」である。
(略)
永遠の胎児として子宮の中に浮遊している限り、私たちは「ママ!」という原初の言葉を持つ必要がない。子どもの口が
ミルクのチューブ(乳房)でつながれているときにも言葉はいらない。そのチューブがはずれて、ぽっかり空いた口の穴
が取り残されるとき、その口から言葉が漏れ出る。まず「不在(欠如)」の認識があって、次に「在」を感覚できるようにな
り、不在を在に変える欲望が獲得され、言語活動はこの欲望に導かれて発達する。掟とは、私たちにその「不在」をつき
つけるもののことである。

「いやだな」と思いながら職場に遅刻しないで出勤するときなどの日常生活上の「問題」に立ち向かう時、私たちは自ら
の「不在」を埋めようとしているのである。こうした体験の連続の中で私たちに言語活動という象徴が滲み込むのである。

視覚像(イメージ)では「無い」が言えない。絵では「リンゴが無い」ことを表現できない。それを表現しようとすれば、リン
ゴの置かれた机と、置かれていない机の二つの絵を並べなければならなくなり、このような「ある」と「無い」の対比は既
に言語である。

私たちに「無いこと」の認識と「無くすこと」の恐怖を与えるもの、それがラカンの言う「父の名」である。
URLリンク(www.iff.co.jp)

498:優しい名無しさん
14/08/24 01:41:06.75 UW1chWrS
ボダの説明とかスレとか読んでて、ますますボダが分からなくなりました。
5年前くらいに精神科で、白黒ハッキリつけたい性格はボダだよって診断されて、自分っておかしいのかな?くらいの認識で、その後は病院移ってうつ病とパニック障害の診断。ボダについては、そういう所もあるかもね、くらいの診断。
心理検査では自殺願望強め、自己犠牲的、自己肯定感が低いと言われました。自殺願望が強くてリスカとかしてたのがボダなんでしょうか?
簡単でいいので教えていただけるとありがたいです。

499:優しい名無しさん
14/08/24 14:25:22.07 idB9H+VI
バリントの理論で一番知られているのは、いわゆる「基底欠損basic fault」という概念である。バリントは、これが
母子間に生じることにより、後に重大な精神病理をきたすとした。彼はこれがある種の養育上の問題、不十分さ、
であるというニュアンスをこめている。が、この「基底欠損」翻訳を宛てた中井久夫先生には申し訳ないが、ニュア
ンスを正確に伝えていない恐れがあるように思う。
英語の fault は、欠損 deficit というよりは、過ち、すなわち正常とは違ったことが起きた、というニュアンスがある。
basic fault も、その意味では、「母子間に生じてしまった根本的な過ち、間違い」というニュアンスがあるのだ。バリ
ントは次のように書いているのを、私自身が訳してみた。ここでfault を不具合などとしているが、そのほうが「欠損」
よりはニュアンスを伝えているからだ。
「第一に、彼は何か自分の中に不具合 fault があると感じる。つまり直すべき不具合である。そしてそれは、コンプ
レックスではなく、葛藤ではなく、状況でもなく、不具合 fault であるというのだ。そして第二に、子供は誰かが、自分
を駄目にしたfailed か、あるいはなすべきことを怠った defaulted on という感覚を持つ。(傍線岡野)そして第3に、
このことはその領域に関して多大なる不安を起こさせ、それを今度は分析家には決して繰り返してほしくないとい
う要求をして表現される。」 
URLリンク(kenokano.blogspot.jp)

500:優しい名無しさん
14/09/02 07:51:25.01 i26DTyv6
白黒に思考が偏るのはボダだけじゃないから何とも言えないけど、今も抑うつとかあるなら他病院も当たってみたらどうかな?
身体的・精神的虐待受けた経験は?

501:優しい名無しさん
14/09/17 10:14:28.40 VwnMcIqx
斎藤環「自己言及の流行=心理学化・社会学化→患者が自分で自分の症状を解説(30年前から):問題意識が自覚化されるほど治らないex.境界例」

患者が病気に詳しくなることは有害だそうです(知性化?)

502:優しい名無しさん
14/09/18 12:46:17.39 EbAbPMTI
私寛解してから気付いたタイプだったから有益だったけど、確かに症状バリバリ出てた時に詳しかったら面倒な事になってたかも…って思う。

503:優しい名無しさん
14/09/18 19:27:22.99 MuQUfji3
■[読書]自己と他者

 いまやあまり言及されることもなくなってしまった観のあるレイン。彼の扱っていた症例は、いまでは「精神分裂病」では
なく境界例だったとのことだが、改めて読んで確かにという感じはあった。たとえば、こんな記述。「他者が空想の体現物
として関係されるときには、他者の自己は、黙殺される。他者を〈ありのまま〉に受け容れるふりをするが、そうしているとも
っともと思っているときに、実はもっとも、他者を体現された幻影として取り扱っているのである」(54頁)。「人間は、他者の
存在の欠落を経験するのではなくて、他者に対する他者としての自分自身の存在の欠落を経験する」(171頁)。

URLリンク(d.hatena.ne.jp)

504:優しい名無しさん
14/10/06 09:18:44.79 TYUoo3Xx
〉ボーダーの場合、過去に囚われ過ぎていて、現実、自分で物事決めてるはずが全てにおいて実は自分の意志じゃなかった…みたいな。

〉分かっているようで実は何も分かってなかった、という感覚。

あるある(涙)

505:優しい名無しさん
14/10/12 19:39:39.16 w/HAlbkg
 SFで未来都市の集中制御を行う中央計算機がほとんどつねにマザー・コンピューターと
呼ばれるのは興味深いことである。エレクトロニック・マザーのささやきは無数に分岐した
メディアを通じて社会全体に浸透し、子どもたちを縫い目のない電子の織物の中に包み込
む。実際、いつどこにでも待機していて、どんな問いにも打てば響くようにこたえてくれるメ
ディアは、あの喪われた半身たる母の理想的な代補であり、それと対をなした子どもたち
は、電子の子宮とも言うべき閉域のなかにとじこもることができるのだ。言い換えれば、メ
ディアは意地悪く身をかわし続けたりはしない親切な鏡であって、テクノ・ナルシシズム・エ
ージのひよわなナルシスたちは、それを相手に幸福な鏡像段階を生き続けるのである。
幸福な、つまりは、外へ出るための葛藤の契機を奪われた、ということだ。こうしたエレク
トロニック・マザー・シンドロームこそ、ソフトな管理社会をめざす権力にとって絶好の手が
かりであり、ひるがえってみれば、スキゾ・カルチャーへ向かう道に仕掛けられた最大の罠
であると言えるであろう。

浅田彰『逃走論―スキゾキッズの冒険』筑摩書房、1984、P31-32 より抜粋
URLリンク(shirokumaice.tumblr.com)

506:優しい名無しさん
14/11/05 19:37:46.60 44OF/Kmv
↓境界例患者は自分の人生を「悲劇」にしてしまっているという話

その中の「<悲劇>の生成としての境界例」という論文。
「境界例」という症例の患者は、
「非常に明晰な言葉で、自分がどうしてこういう
状態になったかを語る例が非常に多」く、
「その結果から遡って自分の人生を語り始めるのが特徴」
だということです。
(略)
一般に節目節目といわれている時期がありますね。中学に入るとか、初潮を迎えるとか、
好きな男の人ができるとか、そういう節目にあまりにも陳腐すぎるくらいきれいに、
節目ごとにいろいろな事件が起こるんですね。・・・それが現在の不幸と、
悲劇と言ってもいいんですが、結びついているという話し方をするのが特徴だというのです。(p.319)

何故その話がつまらないかというと、要するに自分は悲劇の主人公で、いま、不幸なんだという
その一点から遡る形でその節目節目に起きた事件を自分で見事に陳腐な明晰さで解釈しながら、
生まれてからいままでの自分の記憶というものを悲劇というところから再構成させて
事件を語っているからであって、・・・私はとても面白かったわけです。
もちろん、それは「悲劇」なんかではなくて、自己愛のホームドラマなんです。(p.320)

一つの結論というか結末、あるいはテーマというものが悲劇とか、不幸とかというものであるとすると、
小説で語られる一つ一つの事件が不幸なり悲劇というテーマを語るために奉仕してしまっている、
ちょうどその境界例の患者たちが物語を語ることと同じように一つ一つの節目ごとに起きる事件というものが、
それは悲劇である、不幸である、私の悲劇、私の不幸ということを指し示す形で、
それ以外のことを何も生み出さずに進められている。ようするに「私小説」なのです。
退屈な小説というのはまさしくそのとおりで、小説の中で起きる事件というものが、それが悲劇である、
不幸であると、物語の展開というのが、一つのテーマに完全に奉仕しながら、「私」から横道に
それることなく進んでいってしまう。そういう小説が退屈な小説だと思うんです。
(以下略)
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

507:優しい名無しさん
14/11/06 11:25:02.56 lMME0aS+
結局、いろんな本に書いてある通り、自尊心の欠如から自立もできないし
依存で人に迷惑掛けるってハナシなんじゃないかと

508:優しい名無しさん
14/11/07 23:44:58.14 qfrUDDVp
産まれたばかりの赤ん坊は自分と他人、外界を一切区別しないという
この自分の内界と外界が一体だった頃への回帰の願望が境界例の病理を生んでいるのではないだろうか?

509:優しい名無しさん
14/11/09 04:43:58.14 dPLX/RBQ
パラノイアの精神分析的研究 : ’せいにする’ことをめぐって
URLリンク(gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp)


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