境界例について心理学よりで考察するスレat UTU
境界例について心理学よりで考察するスレ - 暇つぶし2ch450:優しい名無しさん
13/10/05 14:52:02.43 VFpNC4Mf
自分可哀そう理論振りまくやつや、悲劇のヒロインタイプには気を付けるようになった

451:優しい名無しさん
13/10/23 11:56:00.36 HuTUFnDp
>>449

その通りなんだよね…。

だからあまりにも議論が不毛過ぎて、指摘するのも煩わしくなったよ。

ボダ本人は「論破」したつもりなんだけどね…

452:優しい名無しさん
13/10/23 19:41:26.28 a9Jix1Dq
上げ

453:優しい名無しさん
13/10/28 23:28:36.01 8+EjJONy
失う物が何も無いヒッキーに
理論とか根拠とかないよなw
タゲにされたら人生半分終了なだけ
向こうは既に終わってるから関係無しなだけで

454:優しい名無しさん
13/11/10 17:03:14.73 w/LAynpk
ボダは発達と違い心の理論は分かるから仲間は作れるし
外面は多いこともあり彼氏彼女も居るボダも少なくはない
タゲや気に喰わない奴を攻撃するときは仲間をファンネルみたく利用するんだよねw
下手に頭が回ると手に負えない

455:優しい名無しさん
14/01/12 18:48:22.55 tnhh1Zbk
《特徴》
1)「裏返し」現象 「自分は特別な存在だ」といった自己愛的万能感を露呈する。一見して問題のなさそうな外見の
裏に深い病理がはりついていて、まるで裏と表をひっくり返したように容易に裏が露呈し、ガラリと印象が変わる。激
しい攻撃性がある。

2)他者変容型の病理 自分自身を変えるのではなく、まわりの他者を自己の延長のように扱い、動かそうとする。

3)精神内界の外界への滲出(しんしゅつ、にじみでること。)

4)自己同一性の障害 「偽りの自己」、「自分が自分である」という感覚をもちにくい。「かのような人格」

5)2者関係の肥大 幼児と母親の対象関係ときわめて類似している。社会的感覚が欠如している。

456:優しい名無しさん
14/01/12 18:57:55.96 tnhh1Zbk
《境界人格構造の特性》
(1) 自我の弱さ 不安への耐久力や衝動統制力が欠如している。

(2) 快感原則に支配された思考、欲動に動議づけられ、論理の秩序や適切な現実思考を伴わない思考。

(3) 特殊な防衛を用いる。
a) 分裂 ; 自我の統合力が未熟であるために分裂が生じ、後には分裂し続けているかぎり、自我は成長できな
いので、ますます低次元の自我でも可能な防衛に頼り続けるという悪循環が生じる。
b) 原始的理想化 ; 現実にはありえないほど完璧で、強力な対象像がつくり出されるので、健全な自我理想や
超自我の発達はかえって妨げられる。
c)脱価値化 ; 境界的人格は欲求不満を起こさせた対象を極端におとしめることで恨みを晴らそうとする。対象を
卑小なものにし、存在価値をなくしてしまなければならない動機から、極端な価値下げが生じる。 
d) 万能感 ; 理想的に満たされる期待が裏切られたとき、激しい怒りや復讐心が起こるのも、この万能感が傷つ
けられるからである。そして、対象を脱価値化する場合にも自分にはそうする権利や力があるという万能感が保持
されている。 
e) 投影と投影性同一視 ; 投影傾向が著しく強い。攻撃的な自己・対象表象を自己の外へ出してしまうことで、
投影した後にもまだその相手に同一化し続ける。そして、相手から報復され破壊される前に、自分から相手を攻め、
征服してしまわなければならないと考える。これが投影性同一視である。自我境界が比較的未熟で、自他の区別が
失われやすいことと、他者を支配したい傾向からこの現象が生じる。
f) 否認 ; 分裂に低次元の否認が加わると、情緒の統合は困難になる。

(4) 現実検討力が曖昧(あいまい)。
内的・心的事実と外界の事象や外から来る刺激とを区別する能力、及び自分の感情や行動や考えなどを、社会的
基準に合わせて現実的に評価する能力が投影や投影性同一視が盛んに用いられるために、曖昧になる。

457:優しい名無しさん
14/01/12 18:58:28.29 tnhh1Zbk
(5) 同一性の拡散 ; 行動や思考の一貫性が極端に欠如し、まとまりのある自己概念を持っていないこと。矛盾
した行動や考えの中に含まれている情緒的な意味合いを理解することができず、また他人について表面的で浅は
かな認識しかできない。

(6) 境界人格構造から生じる症状 ; 神経症の諸症状を示し、症状としての病態特異性は認められない。多形性
倒錯傾向、衝動神経症、嗜好、慢性の浮遊性不安などが伴う。

(7) パーソナリティ障害の類型
・古典的な精神病質― 妄想的人格、分裂的人格、軽躁的人格
・未熟な人格
・自己愛的人格
・攻撃衝動の強い人格― 被可虐的、自傷的。
・衝動的、反社会的人格※偏執的傾向や「かのような」傾向は必ずしも人格型に結びつかず、多くのタイプの境界
人格構造に伴っている。

458:優しい名無しさん
14/01/12 19:03:36.09 tnhh1Zbk
ネットで大暴れしているボーダーラインっぽい人を見ると、メラニー・クラインの「妄想‐分裂ポジション」理論は(ほぼ?)正しいと思うんだよな
自分に「快」を与える人間は「味方」、「不快」を与える人間は「敵」だという(それが同一人物だったりする)

メラニー・クライン(Melanie Klein, 1882-1960)
URLリンク(www5f.biglobe.ne.jp)

459:優しい名無しさん
14/01/31 13:39:00.59 DRYR8u1S
周囲を巻き込んで味方作るタイプと

バカ行動が多くて孤立無援に陥るタイプがいる?

460:優しい名無しさん
14/02/09 20:27:46.67 AVGFtoYl
>>459
それだと私は後者だな
自分から嫌われる行動しちゃうボダです

461:優しい名無しさん
14/02/14 20:45:07.25 UjLZstbW
ボダについて読んだり考えたりしてると何か頭の中ごちゃごちゃになる

462:優しい名無しさん
14/02/20 19:10:47.06 t0lYsUoo
自分では境界例だと思ってるんだけど出される薬はロナセン、抑肝散、ユーパン、パルギン錠、デパケンR600mg、ジプレキサ…
誤診でしょうか?

463:優しい名無しさん
14/02/20 19:51:54.60 XQqLjLG6
私は精神科の薬飲んで無い
うつも不眠も無いし

464:優しい名無しさん
14/02/25 00:21:57.99 /85xMOp1
>>462
統合失調症(ロナセン・ジプレキサ)、双極性障害、不安障害

双極性障害と境界性人格障害は似ている。2つの病気が併発することもある

465:優しい名無しさん
14/02/25 11:01:43.34 SkMyWFWO
>双極性障害と境界性人格障害は似ている。2つの病気が併発することもある

分かるなぁ
ボダだと思ってカウンセリング治療中、今度は自分が双極なんじゃないかって思ってきてる
医者には「あなたは薬じゃ治らない」と言われたけど、ハッキリした診断名は聞いていない
自分で自分が知りたいと思ってるんだけど、病気に甘えてる自分が勝手に双極だと思わせて
いるのかなとも思う
本当に自分で自分がよく分からない

466:優しい名無しさん
14/02/26 22:12:59.55 2/dGucHb
>>465
> 医者には「あなたは薬じゃ治らない」と言われたけど、ハッキリした診断名は聞いていない

双極は薬の効果が得られますが、人格障害(重度の認知の歪み)には
残念ながら薬の効果はあまり期待できません。
病名をはっきり言うと患者が憤怒したり逃げたりしてしまうため
治療から遠ざかってしまう可能性も無きにしも非ず。

467:優しい名無しさん
14/02/26 23:10:46.94 2/dGucHb
過量服薬(OD行為)をする危険性があるため、薬は出さない医者と
症状の緩和のために薬を処方する医者が存在している。
薬物療法には少量の抗精神病薬を使用したり、バルプロ酸(デパケン)を使用する。

468:優しい名無しさん
14/02/27 12:56:35.49 uazxP0qh
>466
465です、レスありがとう
薬の効果が期待できないのは身を以て分かってるかな
以前に鬱とパニック障害って診断されたことがあって薬も飲んでみたけど、考え方が
変わらないから生きにくさも変わらなくて、薬も効いてる気がしなかった
今のかかりつけにも病歴を言っていて、自分で自分はボダじゃないかと思ってるとも
言ってるので、薬物は補助的に最低限にしてもらってる
医者も治療をカウンセリングメインにしてくれていて、自分にはありがたいなとも
軽いリスカはまだあるけどODはないので医者も薬は自己管理に任せてくれてるけど、
ベンゾ系はやっぱり依存してしまう…orz

ボダならボダってはっきり言ってもらいたいなって思うときも正直あるけど、多分自分は
回避性も併発してるので、毎週欠かさず通院してるだけで精一杯でもあるかなぁ
今のところはいい医者に当たってありがたいって思ってるけど、反動のこき下ろしがいつ
来るかと思うと本当に自分が信用できない

469:優しい名無しさん
14/02/27 16:36:01.43 ik82VGDK
カウンセリングって何話すの?
私はカウンセリング向いてないって言われた
話さなきゃ考えが整理できないほど思考が
混乱してないし

470:優しい名無しさん
14/02/27 17:07:05.76 uazxP0qh
>469
うーん、その時起こったことをどういう風に思ったとか、何でそう思ったのかとかかな
自分はささいなことでもものすごく感情が揺れるので、何でそう思うのか?どうして
そこまで感情が揺れたのか?をまず吐き出してる
自分は毒親持ちで虐待されてて、感情が大きく揺れる時は大体過去に起こった
出来事が原因だから、そこから遡って過去の感情整理もする感じ
過去に溜めた怒りや衝動を、現在起きた出来事を切欠に整理してるような感じ
そんな感じの分析的療法を週に1回

目標は感情が大きく揺れないことと、自分と他人との境界が曖昧にならないように
できるようになることかなぁ
年を取ってから大分パワーも落ちたけど、感情がマイナスの方に落ちてる時はまだ
他人を巻き込んであれこれしてしまうから、とにかくそれをどうにかしたい

471:優しい名無しさん
14/02/27 18:16:54.25 ik82VGDK
>>470
感情のパターン整理するのかーなるほど
そういや最近怒ったり傷付いたりしてないなあ
昔はなんでキレてばかりいたんだろ?
愛情飢餓なんだろうけど
今は過去の記憶が戻り始めて統合の段階に入ったよ
揺り戻しがあるかも知れないけど理解ある人たちに助けて貰って
まあ順調だよ

472:優しい名無しさん
14/02/27 22:01:11.01 uazxP0qh
>471
統合の段階いいな、自分も頑張りたい
今はやっと自分がバラバラなんだって気づけた所だから、余計そう思う
常識的で明るく強い(軽い躁っぽい)自分と、感情的で衝動的(鬱、リスカなど)で弱い自分と、
その間を取り持つ(後ろから見張ってアドバイスする)自分を今のところ認識できた
季節も関係あるのか、春~夏は常識的な自分優位、冬、特に年末は感情的な自分優位
年末は特に、他人を巻き込んでやらかしてしまうことが多いんだ…orz

順調で何よりだなぁ
そういう話を聞くと、自分も何とかマトモな方向に行けるかもって希望が出るよ
ありがとう、お互い頑張ろう

473:優しい名無しさん
14/02/28 02:05:00.17 5ZWlmbJV
>>472
それって解離の症状みたいだな、自分の中の別人格と対話するとかさ
統合というより分裂を認識できたんじゃないか

474:優しい名無しさん
14/02/28 05:15:14.56 UB0IsoMn
>>469->>471だけど自己イメージバラバラだよ
解離じゃないよ
良い自分、悪い自分
賢い自分、バカな自分
大人の自分、子供の自分
二極化されてたものが混ざって
中間に近付いて行くんだよ
意識してそうなったんじゃなくて
回復したくて模索してたら
自然にそうなった

475:優しい名無しさん
14/03/08 01:31:52.85 VcocZ3rq
      真性
        キ


想世界      

476:優しい名無しさん
14/04/17 19:23:43.30 FadIy6hu
なるほどねー

477:優しい名無しさん
14/05/01 19:50:46.67 k93+Lpzw
当事者の人に質問です。
・自分がボダかもしれないと思ったあとすぐ受容できましたか?
・受容できたのはなぜですか?
・自分の行動が他人に指摘されたり、警察ざたになったら受容は難しくなりますか?
・自分の意思ではなく無理やりカウンセリングに通うことになっても効果はないですか?

かんにさわったらすみません。
よかったら回答お願いします。

478:優しい名無しさん
14/05/03 15:10:04.09 MnP5rfmf
>>477
他人を巻き込むと言うより自傷・自爆型のボダです

・ボダかもしれないと思ってはいたが、ネットでボダへのヘイトを見てもピンとこなかったし
 「私はこんなんじゃないし」って受容できなかった
・もともとボダかもしれないって懸念があった→子供もできたし歳も取ったしで自分自身に
 疲れてくる→子供のために治そうと医者へ行ってボダかもしれないと医者に言う→医者も
 否定しない→カウンセリングを3年じっくり受けて、ネットのヘイトも「そういうこともあったな」
 「ボダだったんだな」と受容できた
・そもそも警察沙汰(子供いるのに)になったので医者に行った
 子供がいなければ、精神科医(有名とか自分に優しいとかそういう医者)以外の一般人に
 指摘されてもまず聞く耳持たない、受容なんて絶対にない
・効果はカウンセリングの手法によると思うけど、本人の意志でカウンセリングを受けるのでは
 ないなら、まず本人がちゃんと通わないだろうから無理だと思う

他人をどうこうしたい人格障害であって、他人にどうこうされる病気ではないと思う
本人に自覚がないと治療は難しいかと

479:優しい名無しさん
14/05/06 23:22:46.47 Fx3C5lyd
>>478
やっぱり本人に意志がないと改善を促すのは難しそうですね。その意志も自分のためだけだと変わるのが難しそう。
でも本人も自分の特性に困ってるとこもあるんですね。
最初ネット見てもピンとこなかったのは本人と受け手の感覚の違いかな?
参考になりました。
ありがとうございます。

480:優しい名無しさん
14/05/15 22:42:23.36 nvjg+mpv
NHK提携フレンチレストラン

NHK提携フレンチレストラン

NHK提携フレンチレストラン

481:優しい名無しさん
14/06/01 22:44:58.23 rUL/CCMo
どうしてボダになってしまうんだろう。
別れるのが嫌で恋人にすがったり、昔の恋人が幸せそうにしてたらショック受けたり恨み言言ったりって普通の人でもありそう。
なぜそこだけを抽出したようなボダが生まれてしまうのか。

482:優しい名無しさん
14/06/03 09:14:50.19 F/YHNAIe
健常な人でも一年に一回くらいは、あーしまったこりゃだめだもうだめだって思うことあるんじゃないのかな。
そういうストレスが毎日続いて、自信と自律心がないゆえに、自分の思うことやること見ること全てが自分を
貶めるのが続けば誰でもおかしくはなると思う。

キレたときの攻撃性は、単に退行とそれ故の甘えなのでは、と思ってるけど。

483:優しい名無しさん
14/06/06 04:57:36.58 3D9kgYFz
境界例患者は個別化の危機を、個別化を撤回して普遍と一体化し、それによって超越の要請それ自体を
消滅させるという方途で回避しようとする。だからわれわれの二人の患者にも見られたように、自殺への願
望は境界例の必発症状となる(しかし不思議なことに境界例患者は滅多に自殺に成功しない)。Bも死の願
望をつねに抱いている。しかし彼女はまだ具体的な自殺行為に及んだことはない。それは、死んで必ず無
に帰することが出来るという確証がないからだという。自分が死んでもいわば「故人」として彼女は相変わら
ず「存在」し続けるだろう。だったら死ぬ甲斐がないというのが彼女の言い分である。これは、死の中に自己
実現の唯一の可能性を見出そうとする分裂病者の有り方とは著しい対照をなしている。

木村敏「分裂病と他者」12章「境界例における「直接性の病理」」


「普遍と一体化し」ってのが具体的にどういう事なのかわからん

484:優しい名無しさん
14/06/09 08:14:49.76 Xjv3UR39
森田療法っていうんだっけ、中身は知らんけど、社会適合能力の点から
治療というか介入というかやってくれるところっていまやってる病院あるんだろうか。

485:優しい名無しさん
14/06/12 16:52:35.37 H+zG4MNU
サイコパスが流行って、最近はボダって言葉やボダ自体もすっかり忘れられた印象がするこの頃

486:優しい名無しさん
14/06/13 13:09:04.30 66Hnedea
軽いボダだけどマゼローって人の人間の五大欲求の1つの「自我の欲求」が満たされてないんだと思う
子供の頃にこれを満たされずに育ってきたから大人になっても人から必要とされる自信が全くない
少し自分の中で整理できた

487:優しい名無しさん
14/07/05 11:58:19.43 iaIeqkIf
言語の世界に入らずに漠然としたイメージの世界に留まる事が境界例的な病理を生んでいる
と思えるのですが境界例患者は言語性IQが低い傾向があるんでしょうか?

488:優しい名無しさん
14/07/05 20:08:18.97 Fltijq80
言語性IQは分からないけど、BPDは感情的知性(EQ)は低いと言われてるね

489:優しい名無しさん
14/07/15 08:23:26.00 /OfQeHw+
>>487
>言語の世界に入らずに漠然としたイメージの世界に留まる事が境界例的な病理を生んでいる

これはどういう意味なんだろう
現実を見ていないで妄想の世界で生きている、って事?

490:優しい名無しさん
14/07/17 21:34:44.86 8vL2hd0l
自分が書いたのに今読むと意味わかんないですね
取り消します。。

491:優しい名無しさん
14/07/27 22:19:55.66 aw1lvXJ3
[観覧注意]殺しちゃったんだけど
スレリンク(news4viptasu板)
ジャップが壊れ始めたな

492:優しい名無しさん
14/07/28 06:06:50.32 u5GVgcQ/
スレ違いだけど境界霊的な恐怖・不安ってオキシトシンスプレーでかなり改善されるらしい

493:優しい名無しさん
14/08/15 13:10:39.19 w9miWSl6
思い出のマーニーってのを見たら、境界性の本に書いてある、不安故に攻撃的・批判的になってしまう
心理がお話のなかで表現されている気がしたよ。

494:優しい名無しさん
14/08/17 12:48:44.21 wN27cmUx
>>493
もう見たのか。

495:優しい名無しさん
14/08/17 13:57:39.04 pO3Tx/nV
 本論文のこれまでの部分で、仮にマーラーの言う「共生期」における母子相互作用が 「ほぼ十分」で
あったとしても、「再接近期」において親が子供の自発性を受容出来ず、むしろ自発性を撤去した場合
に親から報酬が与えられる関係が確立すると、「分離-個体化」の過程は停止してしまい、それがオタ
クの、現世をしたたかに生きて行こうという自発的意欲をベーシックな次元で奪っている可能性を示唆
した。実はこうした場合にはじめて、いわゆる「オタクの子宮回帰願望」が発現すると筆者は考える。

 いや…こうした「回帰願望」という言い方すら不適切かもしれない。対象関係論的に言えば、そもそも
彼ら・彼女らは、心理的には母子一体の子宮的共生空間から外に出たことがないのである。「この世
に生まれ落ちていない」。

 彼らが経験している「外の世界から迫害される」という経験そのものが、外の世界の外的他者と人格
的にかかわる能力の形成以前の段階でなされている可能性がある。

 つまり、精神分析的対象関係論の礎を築いたイギリスの女性精神分析医、メラニー・クラインの言う
「分裂的・妄想的態勢」のレベルでの「投影同一視」的な経験にとどまっている可能性がある。

 すなわち、クラインによれば、生まれて数週の赤ん坊の体験世界は自己と外界との鮮明な区分は
存在しない。外界の中の独立した人格として母親をとらえる能力も限定されている。そのため、自分
の中に快が生じると、「良き母親」…というより「善意に満ちた世界全体」から自分が愛され、愛情を
備給されているものとして体験するが、自分の中が不快な状態になると、一転して世界は地獄と化
し、「悪い母親」…というより「悪意に満ちた世界全体」からが攻撃され、迫害されているものとして体
験する。

URLリンク(homepage3.nifty.com)

496:優しい名無しさん
14/08/19 02:39:29.12 AlL4YH2H
言語性IQ云々は置いといたとしても…

>>487 iaIeqkIfさんの書いた、言語の世界に入らずに漠然としたイメージの世界に留まる事が境界例的な病理を生んでいる
という意味分からなくもないんだけど…、書かれた方が取り消されてるのでここに共感する私は変ですかね?

ボーダーの場合、過去に囚われ過ぎていて、現実、自分で物事決めてるはずが全てにおいて実は自分の意志じゃなかった…みたいな。

分かっているようで実は何も分かってなかった、という感覚。

497:487
14/08/19 20:00:32.03 F2ApjmVh
とりあえず関係ありそうな文章を貼っておきます。


直観像素質者とはジャック・ラカン(フランスの精神分析家)の言いかたに従えば、「想像界」の人である。「父の名」によ
る世の掟に屈服しないまま、象徴界(言活動の世界)の入口にたたずむ「イメージとナルシシズムの世界の人」である。
(略)
永遠の胎児として子宮の中に浮遊している限り、私たちは「ママ!」という原初の言葉を持つ必要がない。子どもの口が
ミルクのチューブ(乳房)でつながれているときにも言葉はいらない。そのチューブがはずれて、ぽっかり空いた口の穴
が取り残されるとき、その口から言葉が漏れ出る。まず「不在(欠如)」の認識があって、次に「在」を感覚できるようにな
り、不在を在に変える欲望が獲得され、言語活動はこの欲望に導かれて発達する。掟とは、私たちにその「不在」をつき
つけるもののことである。

「いやだな」と思いながら職場に遅刻しないで出勤するときなどの日常生活上の「問題」に立ち向かう時、私たちは自ら
の「不在」を埋めようとしているのである。こうした体験の連続の中で私たちに言語活動という象徴が滲み込むのである。

視覚像(イメージ)では「無い」が言えない。絵では「リンゴが無い」ことを表現できない。それを表現しようとすれば、リン
ゴの置かれた机と、置かれていない机の二つの絵を並べなければならなくなり、このような「ある」と「無い」の対比は既
に言語である。

私たちに「無いこと」の認識と「無くすこと」の恐怖を与えるもの、それがラカンの言う「父の名」である。
URLリンク(www.iff.co.jp)

498:優しい名無しさん
14/08/24 01:41:06.75 UW1chWrS
ボダの説明とかスレとか読んでて、ますますボダが分からなくなりました。
5年前くらいに精神科で、白黒ハッキリつけたい性格はボダだよって診断されて、自分っておかしいのかな?くらいの認識で、その後は病院移ってうつ病とパニック障害の診断。ボダについては、そういう所もあるかもね、くらいの診断。
心理検査では自殺願望強め、自己犠牲的、自己肯定感が低いと言われました。自殺願望が強くてリスカとかしてたのがボダなんでしょうか?
簡単でいいので教えていただけるとありがたいです。

499:優しい名無しさん
14/08/24 14:25:22.07 idB9H+VI
バリントの理論で一番知られているのは、いわゆる「基底欠損basic fault」という概念である。バリントは、これが
母子間に生じることにより、後に重大な精神病理をきたすとした。彼はこれがある種の養育上の問題、不十分さ、
であるというニュアンスをこめている。が、この「基底欠損」翻訳を宛てた中井久夫先生には申し訳ないが、ニュア
ンスを正確に伝えていない恐れがあるように思う。
英語の fault は、欠損 deficit というよりは、過ち、すなわち正常とは違ったことが起きた、というニュアンスがある。
basic fault も、その意味では、「母子間に生じてしまった根本的な過ち、間違い」というニュアンスがあるのだ。バリ
ントは次のように書いているのを、私自身が訳してみた。ここでfault を不具合などとしているが、そのほうが「欠損」
よりはニュアンスを伝えているからだ。
「第一に、彼は何か自分の中に不具合 fault があると感じる。つまり直すべき不具合である。そしてそれは、コンプ
レックスではなく、葛藤ではなく、状況でもなく、不具合 fault であるというのだ。そして第二に、子供は誰かが、自分
を駄目にしたfailed か、あるいはなすべきことを怠った defaulted on という感覚を持つ。(傍線岡野)そして第3に、
このことはその領域に関して多大なる不安を起こさせ、それを今度は分析家には決して繰り返してほしくないとい
う要求をして表現される。」 
URLリンク(kenokano.blogspot.jp)

500:優しい名無しさん
14/09/02 07:51:25.01 i26DTyv6
白黒に思考が偏るのはボダだけじゃないから何とも言えないけど、今も抑うつとかあるなら他病院も当たってみたらどうかな?
身体的・精神的虐待受けた経験は?

501:優しい名無しさん
14/09/17 10:14:28.40 VwnMcIqx
斎藤環「自己言及の流行=心理学化・社会学化→患者が自分で自分の症状を解説(30年前から):問題意識が自覚化されるほど治らないex.境界例」

患者が病気に詳しくなることは有害だそうです(知性化?)

502:優しい名無しさん
14/09/18 12:46:17.39 EbAbPMTI
私寛解してから気付いたタイプだったから有益だったけど、確かに症状バリバリ出てた時に詳しかったら面倒な事になってたかも…って思う。

503:優しい名無しさん
14/09/18 19:27:22.99 MuQUfji3
■[読書]自己と他者

 いまやあまり言及されることもなくなってしまった観のあるレイン。彼の扱っていた症例は、いまでは「精神分裂病」では
なく境界例だったとのことだが、改めて読んで確かにという感じはあった。たとえば、こんな記述。「他者が空想の体現物
として関係されるときには、他者の自己は、黙殺される。他者を〈ありのまま〉に受け容れるふりをするが、そうしているとも
っともと思っているときに、実はもっとも、他者を体現された幻影として取り扱っているのである」(54頁)。「人間は、他者の
存在の欠落を経験するのではなくて、他者に対する他者としての自分自身の存在の欠落を経験する」(171頁)。

URLリンク(d.hatena.ne.jp)

504:優しい名無しさん
14/10/06 09:18:44.79 TYUoo3Xx
〉ボーダーの場合、過去に囚われ過ぎていて、現実、自分で物事決めてるはずが全てにおいて実は自分の意志じゃなかった…みたいな。

〉分かっているようで実は何も分かってなかった、という感覚。

あるある(涙)

505:優しい名無しさん
14/10/12 19:39:39.16 w/HAlbkg
 SFで未来都市の集中制御を行う中央計算機がほとんどつねにマザー・コンピューターと
呼ばれるのは興味深いことである。エレクトロニック・マザーのささやきは無数に分岐した
メディアを通じて社会全体に浸透し、子どもたちを縫い目のない電子の織物の中に包み込
む。実際、いつどこにでも待機していて、どんな問いにも打てば響くようにこたえてくれるメ
ディアは、あの喪われた半身たる母の理想的な代補であり、それと対をなした子どもたち
は、電子の子宮とも言うべき閉域のなかにとじこもることができるのだ。言い換えれば、メ
ディアは意地悪く身をかわし続けたりはしない親切な鏡であって、テクノ・ナルシシズム・エ
ージのひよわなナルシスたちは、それを相手に幸福な鏡像段階を生き続けるのである。
幸福な、つまりは、外へ出るための葛藤の契機を奪われた、ということだ。こうしたエレク
トロニック・マザー・シンドロームこそ、ソフトな管理社会をめざす権力にとって絶好の手が
かりであり、ひるがえってみれば、スキゾ・カルチャーへ向かう道に仕掛けられた最大の罠
であると言えるであろう。

浅田彰『逃走論―スキゾキッズの冒険』筑摩書房、1984、P31-32 より抜粋
URLリンク(shirokumaice.tumblr.com)

506:優しい名無しさん
14/11/05 19:37:46.60 44OF/Kmv
↓境界例患者は自分の人生を「悲劇」にしてしまっているという話

その中の「<悲劇>の生成としての境界例」という論文。
「境界例」という症例の患者は、
「非常に明晰な言葉で、自分がどうしてこういう
状態になったかを語る例が非常に多」く、
「その結果から遡って自分の人生を語り始めるのが特徴」
だということです。
(略)
一般に節目節目といわれている時期がありますね。中学に入るとか、初潮を迎えるとか、
好きな男の人ができるとか、そういう節目にあまりにも陳腐すぎるくらいきれいに、
節目ごとにいろいろな事件が起こるんですね。・・・それが現在の不幸と、
悲劇と言ってもいいんですが、結びついているという話し方をするのが特徴だというのです。(p.319)

何故その話がつまらないかというと、要するに自分は悲劇の主人公で、いま、不幸なんだという
その一点から遡る形でその節目節目に起きた事件を自分で見事に陳腐な明晰さで解釈しながら、
生まれてからいままでの自分の記憶というものを悲劇というところから再構成させて
事件を語っているからであって、・・・私はとても面白かったわけです。
もちろん、それは「悲劇」なんかではなくて、自己愛のホームドラマなんです。(p.320)

一つの結論というか結末、あるいはテーマというものが悲劇とか、不幸とかというものであるとすると、
小説で語られる一つ一つの事件が不幸なり悲劇というテーマを語るために奉仕してしまっている、
ちょうどその境界例の患者たちが物語を語ることと同じように一つ一つの節目ごとに起きる事件というものが、
それは悲劇である、不幸である、私の悲劇、私の不幸ということを指し示す形で、
それ以外のことを何も生み出さずに進められている。ようするに「私小説」なのです。
退屈な小説というのはまさしくそのとおりで、小説の中で起きる事件というものが、それが悲劇である、
不幸であると、物語の展開というのが、一つのテーマに完全に奉仕しながら、「私」から横道に
それることなく進んでいってしまう。そういう小説が退屈な小説だと思うんです。
(以下略)
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

507:優しい名無しさん
14/11/06 11:25:02.56 lMME0aS+
結局、いろんな本に書いてある通り、自尊心の欠如から自立もできないし
依存で人に迷惑掛けるってハナシなんじゃないかと

508:優しい名無しさん
14/11/07 23:44:58.14 qfrUDDVp
産まれたばかりの赤ん坊は自分と他人、外界を一切区別しないという
この自分の内界と外界が一体だった頃への回帰の願望が境界例の病理を生んでいるのではないだろうか?

509:優しい名無しさん
14/11/09 04:43:58.14 dPLX/RBQ
パラノイアの精神分析的研究 : ’せいにする’ことをめぐって
URLリンク(gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp)


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