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たま駅長お別れ「深い悲しみと感謝」 和歌山県知事
2015年6月24日19時58分
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たまが死んだことについて、和歌山県の仁坂吉伸知事は「観光のスーパースターとして国内外から絶大な人気を誇り、県の観光振興に大いに貢献されました。たま駅長の突然の訃報に接し、深い悲しみとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
どうか、安らかに永眠されますようお祈りいたします」とのコメントを出した。
三毛猫「たま駅長」死ぬ 和歌山電鉄、28日に社葬
2015年6月24日20時10分
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和歌山電鉄は24日、三毛猫駅長「たま」が22日夜に急性心不全で死んだと発表した。5月19日から鼻炎で入退院を繰り返していた。人間にたとえると80歳ぐらいの16歳だった。
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たま駅長は1999年4月29日生まれ。旧南海電鉄貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)にすみついたトラ猫が産んだメスで、貴志駅隣の小屋で飼われていた。
2006年に和歌山電鉄に移管される際、線路や駅舎の用地を南海電鉄から買い取った地元自治体から小屋の撤去を求められ、飼い主が「猫が駅に住めるようにしてほしい」と和歌山電鉄の小嶋光信社長に直訴。
「ふてぶてしいようで、どこか愛敬のある風貌(ふうぼう)」が見初められ07年1月、貴志駅の駅長に就任。一気に全国区となり、たま駅長をモデルにした駅舎や電車ができるなど、ローカル線を元気づけてきた。14年1月に「ウルトラ駅長」となり、全駅の駅長になった。
その功績をたたえ、和歌山電鉄は28日午後0時半から、貴志駅コンコースで小嶋社長が葬儀委員長となり社葬を営む。