14/09/13 19:11:48.54 mPvgsk3P0
高橋だけが橋本聖子に徹底的に優遇されて
大名行列にサポートされているのに
女子選手は何の支援も受けられず、劣悪な環境で戦っていた
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アルメニアでの直前合宿、私と(浅田)真央は行動を共にしながら最終調整をする予定でした。
真央は団体戦で五輪独特の雰囲気や重圧を感じているように見えました。
お互い自分自身を見つめ直す状況なのは、話さなくても何となくわかります。
だからこそ、一緒に調子を上げていこうと考えていました。
でも、私は両足の痛みが治まらず、リンクでは泣き叫ぶばかり。
苦しむ私の姿を見ている真央は、時折近寄ってきて「大丈夫?」と声をかけてくれました。
その言葉一つ一つがうれしかったものの、私の胸中には複雑な思いも湧いてきました。
「こんな私の姿を見ながらの練習では、せっかく調子が上がってきた真央も、ペースを乱してしまうかも……」
私は練習時間を、あえて真央とずらすことにしました。
真央にとっても私にとっても、異国での、それもいつもと違ったオリンピックという特殊な環境の中で、
それぞれ自分たちのペースを確保する。私にはそれが最善だと思いました。
それからの私は「孤独」との闘いでした。
誰もいないリンクとはいえ、悲鳴を上げながらの練習ばかりでは自然と気持ちは落ち込みます。
見守る先生(長久保裕コーチ)は、迫り来る本番に「本番目前だ。痛いなんて言ってる場合じゃない!」と厳しい指導。
もちろん優しい言葉はかけてくれません。
「この人は私のことを全くわかっていない! 激痛に耐えながら出来る限りのことをしてるのに……」
いつしか先生に対し、そんな感情も出てきました。五輪後にチームの人から教えてもらったのですが、
この時の先生は、あえて私を叱責していたそうです。
苦しむ私に同情すれば、私の気持ちが切れると長年の師弟関係から誰よりもわかっていたのです。
だから、わざと「鬼コーチ」になっていたそうです。