13/07/11 NY:AN:NY.AN 6+Fy+wRN
現在行われているリフレ政策が何をもたらし、その行く末が
どうなるのかを考えてみたいと思います。
■アメリカの金融緩和で起きたこと ― 辻 元
URLリンク(agora-web.jp)
まず、アメリカ量的緩和がどのような影響を与えたのか、検証することで、日本でどのような
ことが起きるのか考えてみましょう。
ピュー・リサーチセンターのレポート:An Uneven Recovery, 2009-2011 A Rise in Wealth
for the Wealthy; Declines for the Lower 93%によると上位7%の裕福層の純資産は
今回の調査期間である2009年から2011年にかけて+28%上昇し、317万ドル
(ミーン値)になったのに対し、残りの93%は-4%の13.4万ドルと減少しました。
ピュー・リサーチセンターは「裕福層の場合、資産に占める株式などの金融資産の比率が
高い。これが資産が増えた理由だ」、としています。
このように、金融緩和は、金融資産を持つものを富ませ、格差を拡大します。その一方、
インフレーションにより、大部分の人たちの生活は圧迫されます。 なぜなら大部分の
労働者の賃金は、新興国との競争や機械との競争のために、インフレ率ほど上がらないからです。
実際、現在、アメリカの一握りの資産家を除いては、アメリカ国民の生活はかなり追い詰め
られています。 Not Prepared: 17 Signs That Most Americans Will Be Wiped Out By
The Coming Economic Collapseから抜粋すると、次のようなことが起きています