14/07/17 06:45:41.89 h9yEYoyP0
>>135
ユングは、ヒトラーのことをヒステリー性ノイローゼの空想虚言だと診断している。
ユングの文章↓を読めば、自分でついた嘘を自分で信じ、自らを顧みることなく、他人をヒトラー呼ばわりする輩こそが、実はヒトラーなのだということが分かる。
「その(=ヒステリー性ノイローゼの)病理学的な兆候をあげるならば、自分の性格に対する完全な盲目、自体愛的な自画自賛や自己の美化、
同胞への蔑視とテロ(ヒトラーがいかに自国民をばかにした言を吐いたことか)、みずからの影の他への投影、嘘による現実の歪曲、"格好だけ"や見栄っぱり、
はったりやいかさま等々で、これら一切合財が、臨床的にはヒステリー患者と診断するほかないひとりの男のうちに重なり合って、奇妙な宿命は十二年にわたって彼をドイツの政治、道徳、宗教を代表する人物に仕立ててきたのである。」
「ヒトラーをもっと詳細に診立てるならば、空想虚言と言えるだろう。つまり自分の嘘を自分で信じこむという特殊な能力で知られるヒステリーの一形態である。
この種の人たちは原則としてある一定期間は、かなりの効果を挙げるものであって、それだけに社会にとっては危険である。
なにが説得力があるかといって、自分で吐いた嘘を自分で信じている場合にしくものはない。」
(C.G.ユング『現在と未来 ユングの文明論』より)