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「誤った希望を…」米に不法入国の子続々、苦慮
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中米からメキシコ国境を越えて米国に不法入国する子供が急増し、
オバマ政権が対応に苦慮している。
中米の治安悪化などが主な原因だが、共和党は政権が最重要政策の一つとして
掲げる「移民制度改革法案」が、不法移民にも市民権の獲得を容易にするとして、
「誤った希望を持たせている」と批判を強めている。
法案は、米国内に１１００万人以上いるとされる不法移民について、
重犯罪歴がないなど一定の条件を満たせば市民権獲得の道を開く内容だ。
下院で多数派を占める共和党はこれに強硬に反対し、成立の見通しは全く
立っていない。
しかし、中米などでは「米国領に入りさえすれば滞在が認められる」との
うわさが広まった。連邦法には、人道問題に配慮してカナダとメキシコ以外の
国から不法入国した子供を、すぐに母国へ送還することを禁じる規定がある。
越境を手助けする犯罪組織も暗躍しているとみられる。
2014年07月12日 10時24分【ワシントン＝井上陽子、ロサンゼルス＝加藤賢治】
ＹＯＬ
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