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東・南シナ海、中国主張譲らず＝サイバー部会再開に慎重－米中戦略・経済対話が閉幕
米中両政府が外交や経済の懸案について話し合うため北京で開いた戦略・
経済対話は１０日、閉幕した。閉幕後の共同記者会見で、中国の楊潔※（※＝
竹カンムリに褫のツクリ）国務委員は東・南シナ海をめぐる日本など周辺国との
対立に関連し、米国に対し「客観的で公正な立場を取り、どちらかに肩入れ
すべきではない」と述べ、米国のアジアへの干渉をけん制した。
楊氏は「領土と海洋権益を堅持する」と述べ、領有権問題については国際機関
など第三者の干渉を排除して、当事国間で解決するとの中国の原則的な立場を
繰り返した。戦略・経済対話で米国は国際法や規範の順守を中国に促しており、
双方の主張は平行線をたどった。
一方、ケリー米国務長官はサイバー安全保障の問題について「率直に意見を
交わした」と述べ、協議継続で一致したことを明らかにした。協議で米国側は
中国が一方的に活動を停止したサイバー問題をめぐる作業部会の再開を促したが、中国側は慎重な対応に終始した。（2014/07/10-19:14）【北京時事】
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