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政府・自民党内で早ければ年内の衆院解散・総選挙がささやかれる中、「1強多弱」を打破できていない野党は警戒を募らせる。
民主党では早期解散を視野に海江田万里代表の退陣論がくすぶり、他の野党も再編に向けた動きを活発化させるが、
反自民党の受け皿に至っていないのが実情だ。
日本維新の会の分党に伴い石原慎太郎共同代表らが結成する新党「次世代の党」は9日、東京都内で初の議員研修会を開いた。
「国家に響くとの自覚を持って率直に話し合おう」
石原氏が冒頭、こう呼びかけた後、「自主憲法制定」を盛り込む綱領や基本政策などの策定作業に着手した。
維新は9日、橋下徹大阪市長のグループと次世代が衆院に別々の会派届け出を行った。
橋下氏側の32人は結いの党の9人との統一会派として計41人が参加。会派代表は維新の松野頼久国会議員団代表が務める。
次世代は19人で、会派代表に平沼赳夫暫定党首が就任した。
両会派は集団的自衛権に関する14日の衆院予算委員会で、それぞれ“デビュー”する。
しかし、5月末の分党決定から会派届け出までだけで約1カ月半も要した。
次期衆院選の候補者擁立作業どころか、みんなの党なども含む野党再編の枠組みは、いまだ定まらない。
次世代が目指す8月上旬の正式発足には暗雲がたれ込む。分党に伴う財産分与の作業に時間を要しているためだ。
橋下グループと結いの合流も組織構成や党名などをめぐる作業が遅れ、当初想定の「夏」から9月にずれ込む。
民主党内では「海江田代表では選挙を戦えない」との声が根強い。
来年9月の任期満了前に「海江田降ろし」が相次ぐのも早期解散説の影響といえる。
野党再編に慎重な海江田氏は、他党との選挙協力には意欲的だ。
6月以降に始めた各野党との党首・幹部会談では、共倒れを防ぐ候補者調整の促進を確認した。
だが、具体的な作業は未定で、安倍晋三内閣の支持率が下降気味とはいえ、
「いま解散になったら目もあてられない」(民主党幹部)との悲観論が漂う。
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