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<STAP論文>12年サイエンス審査時 ES細胞混入指摘
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毎日新聞【八田浩輔、須田桃子】 7月5日(土)2時31分配信
STAP細胞の論文不正問題で、小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所研
究ユニットリーダー(当時は客員研究員)らが、2012年7月にほぼ同じ内
容の論文を米科学誌サイエンスに投稿した際、審査した査読者からES細胞
(胚性幹細胞)が混入した可能性を指摘されていたことが、毎日新聞が入手した
資料で明らかになった。今年1月に英科学誌ネイチャーに掲載された論文(今
月3日号で撤回)では、公開されたデータの解析などからES細胞の混入が疑
われている。サイエンスは、査読者の研究の信頼性を疑う複数の意見を反映す
る形で論文掲載を見送った。
サイエンスの同じ査読者は、遺伝子解析の画像に切り張りがあることも指摘
し、改善を求めていた。この画像は不正論文にもそのまま掲載され、理研調査
委員会が改ざんと認定した。
ES細胞混入の可能性は、論文を掲載したネイチャーの査読者も指摘。ST
AP細胞への疑惑が深まる中、重要な指摘を軽視し続けた著者らの姿勢が、改
めて問われそうだ。
科学誌は、投稿された論文を複数の外部専門家に読んでもらい、意見を参考
に掲載の可否を決める。査読者の氏名は明かされないが、コメントは掲載しな
い場合も著者側に送られる。
小保方氏らは今回の成果と同じ趣旨の論文を、▽2012年4月にネイチャ
ー▽同年6月に米科学誌セル▽同年7月にサイエンス--と、「3大誌」と呼
ばれる有名科学誌に投稿したが、いずれも掲載されなかった。毎日新聞は、小
保方氏らが最初にネイチャーに投稿して以降の関連資料を入手。論文の趣旨は、
いずれもほぼ同じだった。
資料によると、査読者たちは、「新たな万能細胞」の存在自体への疑問や、
データの不十分さへ多くの指摘をしていた。小保方氏らは、緑色に光る細胞の
画像を万能性に関する遺伝子が働いた証拠として掲載していたが、サイエンス
の査読者からは「死にかけた細胞が光る現象ではないか」などと疑う意見が出
された。同様の疑義は、掲載されたネイチャーの査読者のほか、論文発表後も
多数の専門家が指摘している。
掲載されたネイチャーには13年3月に投稿。この論文から理研発生・再生
科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長が執筆に参加した。笹井氏は
ネイチャーなど有名誌に何度も論文が掲載された経験を持ち、論文を大幅に改
良したとされる。この論文にも当初は多くの問題点を指摘されていたが、編集
者からは「この研究に非常に強い関心を持っている」とのコメントが寄せられ
ていた。
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図:論文査読の流れ