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環境省は5日までに、2008~12年度の最近5年間に全国の計約200カ所で生物を定点観測した結果、
外来種のアライグマが中四国や九州北部の一部で新たに確認され、分布域を拡大したとする報告書を公表した。
これまでは主に北海道や関東、東海、近畿地方で見つかっていた。
観測は人間の生活圏の周辺にある森林など「里地」と呼ばれる地域を対象に監視用のカメラを設置するなどして行った。
もともと日本に生息する在来種では、植物、鳥類、チョウ類で種の数が全国的に減少傾向を示した。
個体数では、鳥類やノウサギが全国的に減少傾向で、報告書は「生物多様性の喪失が進んでいるのかどうか、
今後の調査結果に注意を払う必要がある」としている。
河川敷や田んぼのまわりの草地にすむカヤネズミは、調査した23カ所のうち5カ所で生息面積が大きく減った。
ゲンジボタルは45カ所中7カ所で個体数が減った。開発や造成が背景にあるとみられる。
アライグマはこの5年間に広島県尾道市や大分県竹田市などで初めて確認された。
もともと中国などに生息するスズメの仲間のガビチョウ類が、東北、関東甲信、九州で見つかった。
観賞用として輸入されたものが広がったらしい。森林や農作物の食害が深刻化しているニホンジカや、
カモシカが観測された場所も増えた。
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