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【政治】ビール税引き下げ、発泡酒・第3は増税 政府・与党が検討 - 暇つぶし2ch1:発狂くんφ ★@転載は禁止
14/07/05 11:11:50.51 0
<ビール税>政府・与党が引き下げ検討 発泡酒、第3は増税
毎日新聞 7月5日(土)7時7分配信

政府・与党は4日、酒税の見直しに着手する方針を固めた。
風味が似ていながら税率が異なるビールと発泡酒、「第3のビール」の税負担の格差を縮小する方向だ。
年末に決める2015年度税制改正大綱に改革案を盛り込みたい考え。
ただ、税率の低い第3のビールなどが増税になる可能性が高く、消費者や一部業界の反発は必至。
酒税見直しが実現すれば06年度以来となるが、調整は難航しそうだ。

ビール類の税率は原料に占める麦芽の含有量などに応じて変わる。
ビールの税率が最も高く、発泡酒の1.6倍、第3のビールの2.8倍に達する。
今後の見直しでは、ビールの税率を引き下げる一方、
発泡酒と第3のビールは増税し、税率の差を縮める案が軸になる見通しだ。

見直しの背景には、酒税の税収で「稼ぎ頭」だったビールの販売減がある。
ビール各社が1990年代後半以降、低税率・低価格の発泡酒や第3のビールの開発競争を展開した結果、
ビールの販売量が減少。ピーク時の94年度には741万キロリットルだったが、
ここ数年は300万キロリットルを割り込んでいる。
一方、90年代前半はほぼゼロだった発泡酒と第3のビールの販売量は急増し、
足元では計300万キロリットル程度に増えた。

この結果、94年度で2兆1200億円だった酒税の税収(日本酒なども含む)は2013年度で1兆3700億円に減少。
政府・与党内では「税率の格差が商品開発や販売数量に影響を与え、酒税の減収を招く構造は問題」との声が根強く、
自民党税制調査会幹部も「本格的に見直しを検討する時期だ」と強調する。

今年5月には、サッポロビールが第3のビールとして販売していた「極ZERO(ゴクゼロ)」の製造を休止。
国税庁から「第3のビールではない可能性がある」と指摘されたためで、
同社は、第3のビールとビールの基本税率の差額分など計116億円を追加納税することになった。
今月15日、発泡酒として発売し直す新「極ZERO」は350ミリリットル缶で165円程度と従来品より20円割高で、
アルコール度数や風味が近いにもかかわらず、税率格差が大きいことが改めて浮き彫りになり、
自民党税調幹部は「ビールの定義変更も検討対象になる」と指摘する。

ビール各社はビール、発泡酒などの販売比率が異なり、見直しの内容によっては利害が対立するが、
「ビール類の税率は極めて高い」との認識では一致している。また、安価な第3のビールなどの増税に、
愛飲家からは「消費増税に続く、庶民増税だ」との批判が出かねず、決着までに曲折がありそうだ。【横田愛】

画像 ビール類の酒税額(350ml缶)
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