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就任後初めて韓国を訪問している中国・習近平国家主席は４日、ソウル大学で講演し、
「抗日戦争時、両国民は互いに助け合った」と過去の日本との戦争を取り上げ、中韓両国の協力関係を強調した。
「アンニョンハシムニカ（こんにちは）！」－冒頭、韓国語で挨拶した習主席は、多くの学生らを前に過去の日本との戦争に触れ、
「２０世紀前半、日本の軍国主義は、中韓に対し野蛮な侵略戦争を強行した」「抗日戦争が激しく行われていた時期、両国国民は生死を共にし、
お互いに力を合わせた」と述べた。また、約４００年前の「豊臣秀吉の朝鮮出兵」も引き合いに出し、共に闘った歴史を強調、日本をけん制した形となった。
また、韓国の新聞「朝鮮日報」は、３日に行われた首脳会談で、旧日本軍の従軍慰安婦問題や日本の集団的自衛権の行使についても話し合われたと伝えた。
従軍慰安婦の問題では、両首脳の間で日本に対する批判的な発言が相次いだという。
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習氏の講演は約40分間。冒頭で「アニョハセヨ」と呼びかけ、韓流テレビドラマが中国でも人気だと紹介すると会場が沸いた。
韓国大統領府によると、習氏は３日の首脳会談でも「私もキムチが好きだ」と述べ、韓国産キムチの対中輸出に協力する考えを示した。
日米韓の連携にくさびを打ち込むため、韓国を取り込みたいとの思惑が透ける。
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