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シャープが欧州の家電撤退を検討、テレビなどブランド供与へ=関係筋
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[東京 4日 ロイター] - シャープが、欧州での家電の生産と販売から撤退する方向で
台湾およびトルコの企業と交渉に入ったことがわかった。欧州事業の不振が背景。
液晶テレビと白物家電の事業の権利を他社に引き継ぎ、ブランド供与で収入を得るモデルへの転換を図っている。
関係筋によると、欧州での液晶テレビの生産と販売の権利を台湾の液晶テレビメーカー、
TPVテクノロジー に引き継ぐ方向で交渉に入った。現地のポーランド工場の売却を打診。
TPVが生産・販売するテレビにシャープのブランドを供与するモデルを目指す。
また、欧州の白物家電の販売は、トルコの家電大手ベステル に引き継いでブランドを供与する方向で交渉中という。
欧州市場では、黒字の複写機事業以外はブランド供与の仕組みにし、収益力の回復を図っていく。
このほかシャープは、イタリアの電力会社エネル と合弁で現地に設立している
太陽電池工場の保有株を売却する方向で検討している。