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コンビニで実施されている「おにぎり100円セール」。店頭に貼ってあるポスターなどを見て、
「おっ、100円か。今日の昼飯は、おにぎりにしよう」といった経験をもつ人も多いだろう。
こうしたセールはさまざまな状況に合わせて、各チェーンが展開しているが、最近では特にセブン-イレブンの連発が目立つ。
ここ1年を振り返ってみても、セブン-イレブンは「おにぎり100円セール」を10回も行っている。
セブン-イレブンのおにぎりセール
・2014年6月14日(土)~6月17日(火)【4日間限定】
・2014年6月5日(木)~6月8日(日)【4日間限定】
・2014年4月30日(水)~5月6日(火)【7日間限定】
・2014年4月4日(金)~4月8日(火)【5日間限定】
・2014年3月21日(金)~3月25日(火)【5日間限定】
・2013年12月6日(金)~12月10日(火)【5日間限定】
・2013年11月20日(水)~11月24日(日)【5日間限定】
・2013年9月7日(土)~9月11日(水)【5日間限定】
・2013年7月12日(金)~7月16日(火)【5日間限定】
・2013年6月15日(土)~6月19日(水)【5日間限定】
※2014年3月以前のセールについては、リンク先が削除されていました。
セールの時期に注目すると、ほとんどが長期休暇や連休に合わせて実施している。
長期休暇に行う理由として、来店動機の“後押し”挙げられる
。しかし、よーく見ると、連休どころか祭日もない6月にも実施している。
なぜこのタイミングなのかというと、梅雨時期は来店動機が低くなるので、お客さんに来店してもらう“きっかけ”をつくっているのだ。
●年中「100円セール」はできない
「おにぎりが100円」―。
お客さんにとっては、安いことはうれしいだろうが、店側にとってはどうなのか。
セールをすれば、売上1個当たりの利益は減少する。
しかし「たくさん売ればもうかるのでは?」と思っている人も多いだろう。この指摘は事実なのだが、店側の見方は少し違う。
コンビニは「100円セール」と銘打っているものの、実際は全部の商品が対象になっているわけではない。
各チェーンは「高級おにぎり」をそろえている。
例えば、セブン-イレブンでは「金のシリーズ」、ローソンでは「新潟コシヒカリシリーズ」、
ファミリーマートでは「魚沼産コシヒカリシリーズ」―これらの高級おにぎりは「対象外」というケースが多い。
「100円セール」の対象になるのは、高級おにぎり以外……つまり、安いおにぎりとなる。
ツナマヨ、サケ、梅といったおにぎりは、普段から100円、110円で販売されているので、「100円セール」になっても、これらの商品がよく売れる。
もちろん、セールを狙ってなるべく値引き率の高いモノを買う人もいるのだが、販売実績をみると、通常時のランキングと大差はない。
「100円セール」を実施すると、通常時に比べ、売り上げが約1.5倍になる。お店側にとっては、小さな値引きで大きな稼ぐことができるので“オイシイ”。
また、セール中は、値引きがされていない高級おにぎりの売り上げもアップするのだ。
このようにコンビニ事情を書いていると、「じゃあ、年中『100円セール』を行えば? そうすれば、もっともうかるはず」と、思われる人もいるだろう。
しかし、それでは、お客さんは安く感じないだろうし、そもそも年中おにぎりを食べたいわけでもない。
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