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副作用予測:iPS細胞で新薬開発の費用軽減
毎日新聞【千葉紀和】 2014年07月03日 13時32分(最終更新 07月03日 13時33分)
ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋細胞を使い、心臓に起きる医薬品の副作用を
予測できる国内初のシステムを開発したと、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などが
2日発表した。薬の開発段階で不整脈や心不全などの危険性が迅速に判定でき、創薬の費用軽減に
つながるという。
医薬品開発は、動物試験やヒトでの臨床試験で安全性を確かめる。だが、動物とヒトでは薬への反応が
違う場合があり、臨床試験は費用が高く被験者に副作用のリスクもある。
新システムは、心筋細胞から発せられる電気信号を計測し、薬の副作用による異常を検知する仕組み。
心筋細胞以外にも応用可能だ。
NEDOが約30億円を拠出し、医薬品開発支援企業のLSIメディエンスなどが開発した。
同社は今月、製薬企業からの受託ビジネスを始める。
現在は国際的なガイドラインで動物実験や臨床試験が義務付けられ、新システムでの安全性評価だけでは
新薬として承認されない。NEDOの山崎知巳(ともみ)バイオテクノロジー・医療技術部長は
「将来的には、動物実験や臨床試験に代わる評価手法として、日本から提案していきたい」と話した。
ソース: 毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)