14/07/03 03:40:07.84 0
予想通りである。安倍首相は1日、会見場に“ドヤ顔”で入ってきた。集団的自衛権の行使を認める閣議決定にこぎつけ、長年の
悲願を達成したのだ。さぞ高ぶっていたのだろう。
評論家の佐高信氏はこう皮肉った。
「『おじいさん、おばあさんを守る』と言ったあのパネルをまた使っていましたが、安倍さんが守りたいのは日本国民のおじいさん
ではなく、自分のおじいさんでしょう。岸信介元首相の名誉回復しか頭にないんですよ。この日の会見で、それが改めてよく
分かりました」
会見は国民向けではなく、天国の岸信介に「ついにやったよ!」と報告するためのものではなかったか。それくらい安倍首相は
国民向けにマトモな説明をしなかった。平和国家の形を根本的に変えるほどの重大決定なのに、「日本人の命を守る」「抑止力を
強化する」と繰り返すばかり。それどころか、岸政権の安保改定を礼賛し、世間から総スカンを食らったあのパネルを再び持ち出した
のだから、懲りない男だ。というより、完全に自分の世界に浸っているとしか思えない。
作家の室井佑月氏もこう言った。
「安倍さん、高揚した感じでしたね。それにしても会見時間が短かった。そうじゃないとボロを出してしまうからでしょう。多くの専門家が
『ありえない事例』と指摘したパネルを持ち出したのにもア然としました。まだ“だませる”と思っているのでしょうか。国民もナメられた
ものです。安倍さんは『日本が再び戦争することは断じてありえない』と言いましたが、それならばなぜ、わざわざ憲法を歪める危険を
冒してまで、解釈変更をするのか。原発再稼働もTPPも、選挙前と言っていることが違う安倍さんは、信用できません。安倍さんの
怖いところは、自分がやっていることは正しいと盲目的に信じていることです。ズルいことしているという認識がある人より、タチが悪い
ですよね」
「私たちの平和は人から与えられるものではない」と強調し、自衛隊の武力行使を勝手に正当化していたが、まったく心に響かなかった。
説明すればするほどボロが出る屁理屈だからだ。
「元統合幕僚会議議長だった栗栖弘臣という人が著書でこう言っています。〈政治家やマスコミには、自衛隊は国民の生命を守るもの
だと誤解している人が多い。武装集団の自衛隊の任務は国の独立と平和を守ることで、国民の生命・財産を守るのは警察の仕事だ〉。
これが制服組トップの考え方です。『国民の生命を守る』と力説する安倍さんは、滑稽だし、喜劇ですよ」(佐高信氏=前出)
会見はわずか20分。質問も5人だけでシャットアウト。ここに“いかがわしさ”が集約されている。
ソース(日刊ゲンダイ) URLリンク(www.nikkan-gendai.com)
写真=胸を張って会見場へ入った安倍首相
URLリンク(static.nikkan-gendai.com)
前スレッド(★1が立った日時 2014/07/02(水) 22:48:37.37)
スレリンク(newsplus板)