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政府が集団的自衛権の行使容認を閣議決定した一日、県民からは不安の声が多く聞かれた。戦後の歴代内閣が認めなかったにも
かかわらず、あまりにも簡単に容認された集団的自衛権。近隣諸国とのあつれきという現実と、平和憲法の形骸化への懸念。県民の声
からは戸惑いが浮かぶ。
反対する県民は、安倍政権の手法を強権的ととらえて警戒感を示す。小浜市の会社員田中友美さん(45)は「議論が不十分。
戦争に巻き込まれる可能性が高くなるのだから、国民にしっかり説明してほしい」。勝山市遺族連合会で会長を務める同市の
北川恒夫さん(76)は「日本が危機的状況にあるわけでもないのに、なぜ集団的自衛権行使を急ぐのか」と首をかしげる。
越前市の墨絵アーティスト、上田みゆきさん(54)は「大反対」と語気を強める。「憎しみもない相手と戦うようなことになれば違和感
がある。子を持つ親としては将来に不安を感じる」と胸の内を明かし「これだけ大事なことを閣議で決めること自体が信じられない。
協議の中身も、はっきりとみえないから不信感がある」と不満を口にした。
「自衛もしなければいけない。(同盟国が)攻められているのを何もせず見ているのはおかしい」と話すのは、坂井市の和泉きみ子さん
(87)。ただ、集団的自衛権の容認が正しい選択なのかは「難しくて分からない」。
若狭町、会社員藤本佳志さん(36)も「一概に賛成、反対では論じられない」。太平洋戦争で出征経験がある勝山市の自営業、
玉木俊夫さん(85)は「反対はしないが、積極的な賛成ではない」と、やむなく認める立場だ。
賛成の立場を取る福井市の大学院生、中桐正明さん(22)は「集団的自衛権を認めることで、日米両国の友好な関係が続く」と
米国との関係を重視。「国民の目を意識してしっかりリーダーシップを取ってもらいたい」と、安倍首相の指導力に期待を寄せる。
ソース(中日新聞) URLリンク(www.chunichi.co.jp)