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「セクハラヤジ」などと報じられているが、これは明確な、女性蔑視発言である。
晩産化対策や出産支援について質問中の塩村文夏都議が女性蔑視のヤジを受けた問題で、都議会は再発防止を誓う決議案を
採択したが、ヤジの発言者の特定を求める決議案は否決した。これで幕引きを図るつもりらしい。
発言を疑われている自民党はそれでいいのか。このままうやむやで終わればいいとの判断があるとすれば、甘くはないか。
問題のヤジは、18日の都議会本会議での質問中、みんなの党の塩村都議に対し「早く結婚した方がいい」「まず自分で産めよ」
などの声が飛んだとされる。
不妊に悩む人はこれをどう聞いたか。不快であり品性のかけらもない。残された映像ではこの直後、議場は笑いに包まれた。
信じがたい光景である。
塩村都議は地方自治法に基づき発言者を特定するよう要求したが、議長側はこれを受理しなかった。23日になって自民党の
鈴木章浩都議が発言を認めて謝罪し、会派離脱を表明したが、「早く結婚-」以外のヤジについては否定した。これを受け都議会
自民党は会派の全議員に聞き取り調査し、「鈴木氏以外のヤジを聞いた人はいなかった」と結論づけた。
だが鈴木氏自身、当初は「私ではない」と党の調査に虚偽の回答をしていたことを認め、近くの議員も「聞いていない」と答えていた
とされる。今さら調査結果など信じようがない。別の声によるヤジも多くの議員が聞いている。
みんなの党は声紋分析を行うとしているが、これも異常だ。議場での発言である。殺人事件なみの捜査を必要とするはずもなく、
発言者本人と周囲にいた都議の多くは、ただ口を閉ざしているだけなのだろう。
首都の議会に自浄作用がないとすれば、恥ずかしい限りだ。
安倍晋三首相は「女性の活躍推進」を成長戦略に掲げている。舛添要一都知事は所信表明で、「家庭と両立しながら社会で活躍
したい女性の力を最大限引き出す」と訴えた。ヤジは、いずれの政策をも否定するものだ。
鈴木氏が名乗り出たのは、党本部の意向が強く反映したらしい。今後も自ら問題の解決を図れないなら、都議会自民党は恥の
上塗りを内外に示すことになる。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)