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総務省は２７日、情報通信分野で独創的な才能やアイデアを持つ人材を発掘、育成する助成事業
「異能ベーション（通称・変な人）」を７月１４日～８月２０日に受け付け開始すると発表した。革新的な
技術やアイデアの“種”を拾って実らせ、新事業や新産業の創出につなげる狙い。
「大いなる可能性がある、奇想天外で野心的な技術課題に挑戦する個人」を対象に、年間３００万
円を上限に、研究開発にかかった経費を助成する。９月末ごろをメドに、１０人程度を選定する。
応募要領や書類など詳細については、募集開始日までに詰めて公表する。応募方式は複数用意
するほか、第三者の推薦を求める案が浮上している。
「変な人」をめぐっては、同省が５月２２日に事務局を担う企業・団体の公募を始めて以来、その奇抜
な通称名がインターネットメディアなどで話題を集めた。
「自分も変な人に募集したい」「なぜ国が変な人を募集しているのか」など、同省省にはこれまでに約
３００件の問い合わせがあった。担当者は「いまだに毎日電話が鳴っている」と驚いている。募集前にも
かかわらず、自分で「申請書」を作って送付してきた人もいたという。
新藤義孝総務相は２７日の閣議後会見で、「役所がやることにそこまで反応していただいたというの
はうれしい。日本全体として、もう一度元気を取り戻そうという機運が盛り上がっている」とコメントした。
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