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昨夏参院比例選、高松市選管元幹部ら白票水増し
2014年06月26日
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昨年7月の参院選の開票作業で比例選の白票約300票を不正に増やしたとして、高松地検は25日、当時の高松市選管事務局長兼選挙課長・山地利文容疑者(59)(現・市農業委員会事務局長)ら市職員3人を公選法違反(投票増減)容疑で逮捕した。
高松市内では、比例選で当選した自民党の衛藤晟一えとうせいいち・首相補佐官の得票が「0票」だったことから、支持者から疑問の声が上がっており、地検は関連を調べる。
他の逮捕者は、得票計算係の責任者だった元税務部長・大嶋康民(60)(定年退職)と、同係主任だった消防局次長・山下光(56)両容疑者。
発表では、3人は共謀し、投開票日の7月21日から22日にかけ、開票所だった高松市内の体育館で、すでに集計が終わっていた比例選の白票300票をパソコンの入力担当者に手渡して再び集計させ、故意に白票を増やした疑い。
開票時、投票数と開票結果が合わず、不足分を補うため水増ししたとみられる。
一方、衛藤氏の「0票問題」を受け、昨年8月、支持者らが市選管に票の再点検を求めていた。
市選管は公選法の規定に基づき、「再点検には選挙無効を求める訴訟を起こしてもらうしかないが、30日の期限を過ぎている」とし、当時の開票作業を検証するにとどまった。
昨年10月、山地容疑者が記者会見し、「(衛藤氏の票が)他の候補者の票に紛れ込む可能性はあったが、実際のミスの有無は不明」との結果を公表していた。
地検は3人の認否を「捜査中」として明らかにしていない。
香川県選管によると、参院選の同市の有権者数は34万6731人で、比例選の投票者数は17万7181人(投票率51・10%)。無効票は5308票で、うち白票は2800票だった。
消えた300票、「衛藤氏0票」との関連は
高松市選管の元事務方トップらが逮捕された事件と、衛藤氏への票が0票だった不可解さとの関連は不明なままだ。300票はいったいどこへ行ったのか。
昨年の選挙で衛藤氏に投票し、市選管に再点検を求めていた高松市の自営業の男性(63)は「衛藤さんに投じられた票が約300票あって、それが消えてしまったために、穴埋めで白票を増やそうとしたのではないか。消えた票はどうなったのか」と疑問を口にする。
衛藤氏は初当選した2007年の参院選で、県内での得票1078票のうち432票を高松市で得ていた。ゼロはあり得ないという主張だ。
25日夜に記者会見した選管の東原博志事務局長の説明では、開票作業が行われた昨年7月21日深夜から22日未明にかけ、比例選の投票者数と開票した票数が合わず、無効票を再計算する一幕があったという。作業の終了は予定を約40分超えた。
しかし、この際に3人がどんな指示を出したかは「今は捜査中で確認できない」と述べたのみだった。
一方、市には昨年8月2日、匿名で「300票以上、白票を二重に集計したのでは」との内部通報が寄せられていたという。
直後、市は大嶋、山下両容疑者と集票担当の5人に聞き取り調査。「票数が合わないと分かった後で未集計とおぼしき白票約300票が見つかった。集計に入れたら数が合った」と複数が証言したため、「事実なし」と処理していた。
また、昨年10月には市側は「他の候補者の票に紛れ込む可能性」も示していたが、仮に紛れたとした場合、票数の不足は起きない。
「3人は開票にミスや不正がないよう監督する立場だった。選挙への信用を失墜させ、深くおわびする」と東原事務局長は頭を下げたが、「0票問題」との関連については「わからない」と繰り返した。
「事実明らかに」…衛藤氏
逮捕を受け、衛藤氏は東京都内で記者団に対し、「選挙は民主主義の基本であり、信じられない。有権者の心を踏みにじったことになる。ぜひ(事実を)明らかにしてほしい」と語った。