14/06/23 23:21:38.07 0
女児が惨殺された8年前の事件の容疑者が、6月上旬に逮捕された。報道によると、32歳の男の自宅からは、
大量の児童ポルノ画像が押収されたという。ポルノと性犯罪について、作家であり、セックストイショップ「ラブピー
スクラブ」の運営責任者でもある北原みのり氏が、日本の児童ポルノについて考察した。
* * *
よく指摘されることではあるが、日本は児童ポルノに甘い社会である。欧米をはじめとする多くの国では、たとえ
アニメであっても、また成人女性が児童に「見えるだけ」であっても、児童性愛を許容する表現は児童の人権の
観点から許されていない。日本の法律は、ポルノ目的で撮影されている児童を保護するのが眼目である。つまり、
「児童性愛」という「ファンタジー」は、市場として受容され、守られ、消費され続けているのだ。
私は、セックスグッズ産業で20年近く働いてきた。私自身がセックスの欲望を扱う仕事をしているため、ファンタ
ジーとしての欲望には寛容でありたいと思う。が、それにしても、この国のロリコン市場の広まりや巨大さには、
言葉を失う思いだ。
現在、セックスグッズ産業は年間300億円市場と言われている。その約7割の売り上げを占めるのが、男性用マ
スターベーショングッズだ。中でも売り上げを伸ばし続けているのが、「ロリコン系」である。
例えば人気商品である男性用マスターベーショングッズの外箱には、よだれかけをした女児や、ブルマーをはい
た女児が「わたしおにいちゃんのものだよ」「ぱぱいれて」といったセリフと共に描かれ、商品説明には、「ハリの
ある幼肌を実現」「処女なのでアナタ次第で拡張」などという文言が並んでいる。アダルトグッズショップでは、女性
器の形を模したグッズの断面図が、“見かけは幼女、でも中はおませさん”というような説明付きで展示されてい
る。実際この手の商品は、全くの規制なく毎月数万個と売られているのだ。
こういう話をすると、男性の中には「一部の変態の話でしょ」「俺はロリコンじゃない」と話を終わらせたがる人が
いる。自分とは無関係なこと、と思いたいのだろう。しかしセックスグッズ産業に従事する者から見ると、「ロリコン」
は一部の変態のための狭く深い市場ではなく、急激に成長しつつある巨大一般市場だ。
大手ビデオ流通会社の男性はこう語る。
「成人女性に黄色い帽子をかぶせて、ランドセルを背負わせると、えげつないほど売れてしまう。半ば思考停止し
ないとやっていけない」
※AERA 2014年6月30日号より抜粋
(更新 2014/6/23 16:00)
URLリンク(dot.asahi.com)
★1の日時:2014/06/23(月) 18:36:53.90
スレリンク(newsplus板)