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深刻な若者のNHK離れ
近年、NHKは組織改革だけでなく、これまでのお堅い番組中心のイメージも払拭しようとしている。
特にプライムタイムの番組には民放(商業放送)のような軽い雰囲気のクイズやトークショーなど、
娯楽番組が目立つようになった。背景には、若者のNHK離れがある。
2010年のNHKの調査によると、1週間のうちにNHKの番組を5分以上見た人の割合を示す週間接触者率は、
13歳から19歳までの男女ともに40%程度にとどまっている。
つまり、日本の6割程度のティーンエージャーは1週間に1度もNHKを見ていない。
また、時間量では、10代がNHKを1日視聴する平均は、10分ほどである。
60代、70代と年齢が高くなると、接触者率は9割近くとなり、平均時間量も2時間を超えることから、
NHKは明らかに「高齢者向けメディア」であることがうかがえる(※3)。
局内では、このまま放置すると、いつかは誰もNHKを見なくなってしまうのではないかという危機感を募らせているようだ。
URLリンク(www.nippon.com)
出典:「年齢による差がさらに広がるテレビ視聴」28頁をもとに筆者が作成
他方で、NHKは「日本に奉仕するメディア」としてのアイデンティティーも確立したいとみられている。
NHKは2001年初めに、従軍慰安婦問題を扱った番組を放送したあたりから、
保守派論客や政治家からNHKは日本の国益に反する「偏向放送」を流していると批判されてきた。
こうした保守論壇は、現在ネットに舞台を移しながら若者からも支持されており、
NHKは日本全体の保守化傾向の中で、自らの立ち位置を意識している。
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