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セクハラ経験児童生徒431人 04年度以降最少に
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
県教育委員会は、二〇一三年度に実施した学校でのセクハラ・体罰に関する調査結果を公表した。
セクハラを感じた経験がある児童・生徒は四百三十一人、職員は百二十八人だった。
児童生徒への体罰は十六件だった。 (村上一樹)
調査は〇四年度から毎年実施。千葉市と市立高校を除く全公立学校を対象に、
昨年十二月からことし一月まで記名式でアンケートした。児童・生徒四十七万六千三百九十一人から回答を得た。
「セクハラと感じて不快だった」との回答は、高校が二百二十四人、
中学が百七十七人、小学校が十六人、特別支援学校が十四人の計四百三十一人。
前年度の千三百十四人から約三分の一に減り、調査を始めた〇四年度以降、最少となった。
「性的な話・冗談を言われた」「必要以上に体を触られた」などのケースが多かった。
結果をふまえ、生徒本人と面談などをして状況を確認したところ、深刻な問題はなかったという。
職員は県立高校と特別支援学校で集計。一万千三十八人から回答があり、
高校で七十九人、特別支援学校で四十九人がセクハラと感じる経験をしていた。
体罰については、これまで県教委が把握していた十三件以外に、
今回の調査により新たに高校で三件が確認された。十六件のうち六件で
教員が停職や減給、戒告などの懲戒処分となった。
県教委教職員課の担当者は「調査を始めた〇四年度から、
セクハラも体罰も減ってきている。生徒や管理職への指導、
職員研修などの取り組みが効果を上げている」と話している。