14/06/17 14:26:33.10 0
中国 西沙諸島に小学校 実効支配を強化
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
【北京＝白石徹】中国海南省は１４日、ベトナムと領有権を争う西沙（英語名パラセル）
諸島の永興島に小学校建設を始めた。新華社通信が伝えた。
中国政府は西沙諸島をめぐる紛争について２国間協議に応じる姿勢を示す一方、
永興島に滑走路や発電施設などを設置して移住者の受け入れを進めており、実効支配を強めている。
約二百ヘクタールの永興島は南シナ海最大の島で、
中国政府は二〇一二年七月、同島に「三沙市」を設置。
人民解放軍の警備施設や市議会、市政府庁舎が既に建設され、
西沙諸島のほかに南沙（スプラトリー）諸島、中沙（マックルズフィールド・バンク）を管轄する。
新華社電によると、永興島の小学校校舎は来年末に完成予定という。
当初は軍兵士や漁業関係者、市役所職員らの児童約四十人が通学。
いずれ図書館や幼稚園、文化施設も建設する。永興島には軍民の数千人が定住しているとみられる。
一方、十五日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、
中国政府の外交を担当する楊潔〓（ようけつち）国務委員（閣僚級）がベトナムを訪問し、
十七日にもファム・ビン・ミン副首相兼外相とハノイで会談すると伝えた。
二国間協力を話し合う会合だが、西沙諸島での中国国有企業による石油掘削問題も焦点になりそうだ。
石油掘削施設の周辺では中国とベトナムの公船・漁船がにらみ合って衝突を繰り返しており、
非難の応酬が続く。中国政府は国際社会の厳しい世論も意識して二国間協議には応じつつ、
永興島を中心とした西沙諸島の実効支配を着実に進めている。
※〓は箴のしたが虎