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ウクライナ大統領がロシア国境地帯の掌握指示、週内の停戦目指す
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［キエフ １６日 ロイター］ - ウクライナのポロシェンコ大統領は１６日、
東部で戦闘が続いている親ロシア派勢力と政府軍の停戦と和平協議を実現するため、
ロシアとの国境地帯を再び政府の管理下に置くよう軍隊に指示した。
停戦がどの程度続くかは明らかにしなかった。
ウクライナ東部のルガンスクでは１４日、政府軍の輸送機が
親ロシア派の攻撃で墜落し４９人が死亡した。
ウクライナ政府はロシアが背後で親ロ派に戦車や銃、戦闘機などの武器を提供しているとみており、
大統領の発言からは、ロシアの支援を強く警戒していることがうかがえる。
ポロシェンコ大統領は治安当局幹部との会合で「国境地帯を押さえ次第、
停戦を宣言する」とし、国境地帯の確保が停戦の条件との考えを示した。週内の停戦を見込むとしている。
また約２０００キロに及ぶロシアとの国境のうち、
政府軍はこれまで２５０キロ以上の国境地帯を再び管理下に置いたとしている。
大統領はまた、自身の和平案は親ロシア派の多くが求めている
地方分権強化に関する憲法改正も含まれると指摘。
戦闘をやめた親ロシア派に対する恩赦の可能性にも言及した。