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2014/06/14 日本経済新聞 朝刊 8ページ
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)ヒラリー・クリントン
特集―クリントン前国務長官会見、会見の要旨
【安倍晋三首相のかじ取り】首相が日本経済を再び勢いづけていることを称賛する。
とりわけ女性が経済活動に十分に参加できることの重要性について、首相が出した多くの声明を素晴らしいと思っている。
私が会った多くの日本人女性は才能にあふれ、大変教育があり、（社会に）すばらしい貢献ができた。
首相が言ったように、女性の力は日本の国内総生産（ＧＤＰ）を伸ばすことができる。
日本を取り巻く環境について深く考えることが大事だ。他の国でも国家主義が台頭している。
日本は安定した民主主義、教育がある国家として、複雑な時代を十分に乗り切る賢さがある。
国務長官としての役割を終える時、中国で日本を敵視するナショナリズムが台頭したことにかなり衝撃を受けた。
現在進行中で未解決の日韓間の課題も簡単には抑えが効かないものだ。
日本の理解者として思うのは、国内の政治の目標を達成することも大切だが、（他国から）不要な反応を起こさずに国を正しい道に
進ませるための戦略を持つことが、日本の国益にかなう。
（不要な反応を起こしたこととは首相の靖国神社参拝を指すのか）その通りだ。
（首相の考えは支持しないのか）コメントはしない。
ただ私が日本の指導者なら「何が私が抱える最も重要なゴールなのか」と自分に問うだろう。違う道にそれてはいけない。