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ロックバーでウザがられる中高年の「マニア自慢」
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「お客様は神様です」なんてあまりにも有名な言葉もあるが、
かといって客は店員に威張り倒していいわけではない。
「知らぬ間に自分もしているかもしれない」という自戒の念も込め
さまざまな接客シーンでの客のウザ自慢を集めた。
◆DJ気取り系自慢【ロックバー】
酒を飲みながら大音量で音楽を楽しむのがロックバーの醍醐味。
しかし、時として人の態度と音量は比例してしまうようだ。
「土地柄クリエイター系の客が多いので、自分の作品がどこに使われたとか、
いくら入ったとかの自慢話は多いですね。売れない劇団員とかが片手間でやっているので、大したことないんですけど」
そう苦笑するのは荻窪のロックバーの店長Bさん。古き良きロックが中心の店なので、必然と中高年の自慢話が多くなるという。
「『このバンドなら初来日のときから観てますよ』とか言いながら、しつこくリクエストをしてくる人は多いです。
詳しいのをアピールするためにマニアックで盛り下がる曲を選ぶ人も困りますね」
オッサンの自慢話とDJ気取りの選曲のコンボとは強烈だ。
新宿にあるロックバーのマスターHさんは元バンドマン。
ヘヴィ系の音楽が中心なため、悪さをアピールする自慢話が多いという。
「ドラッグやった話とか、裏社会と繋がりがある話はウザいよね。
いい年して飲み屋でワル自慢は恥ずかしい。あと打ち上げでバンドと朝まで飲んだとか
仲いいアピールする女のコがいるけど、要はヤリ要員で呼ばれてるだけだから」
得意げにワイルドさを自慢する客にHさんは辟易しているという。
「3、4回店に通ったくらいで、『俺は常連で店主と仲いいんだぜ』ってカッコつけるために、
タメ口になるヤツがいるけど、あれは腹立つね。俺はお前の友達じゃないんだから、勘違いするなと」
最低限のマナーを守らないと迷惑なのは普通のお店と同じ。無神経なビッグマウスはロックではないと肝に銘じておきたい。
★盛り上がらない曲をリクエスト&自慢話をかぶせるのは最悪!