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「同じ年ということで、他の世代よりも酒鬼薔薇事件を意識せざるを得ない。西鉄バスジャック事件の取材をした際、
元少年は『あんな風に騒がれてみたい』と日記につづるなど、悪い意味でライバル心を持っていた。
いざ犯罪を起こすときに、史上まれに見る大事件を比較対照にして、自己顕示欲が強まり、あれよりももっと派手に騒がれてみたい、
巧妙にしたいと、必要以上に事を大きくしてしまう可能性がある」
自作自演メールで“自爆”した遠隔操作事件の片山被告の弁護士によれば、
片山被告も酒鬼薔薇事件や秋葉原事件に関心を持っていた様子だったという。
８２年生まれには、競泳男子平泳ぎで五輪２大会連続２冠の北島康介選手や、
レスリングでオリンピックを含む世界大会１４連覇の吉田沙保里選手を始め、俳優の瑛太、女優の真木よう子、
タレントの熊田曜子など各界で活躍する人も多い。
都内の女性会社員（３２）は「酒鬼薔薇事件が起きたとき学校で『同級生の犯罪』について作文を書かされ、
自分も犯罪者扱いされたようで嫌だった。３０歳を過ぎてもまだ言われるなんて…」とうんざりした様子。
８２年生まれの“受難”は続いている。