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1982年生まれがあらぬ形で、インターネットなどで話題となっている。97年の神戸連続児童殺傷事件で逮捕された元少年に始まり、
世間を騒がせた凶悪事件の容疑者に、82年生まれが多いというのだ。
今月逮捕された、栃木県今市市(現日光市)女児殺害事件の勝又拓哉容疑者(32)も同世代だった。
「82年はキレる世代」というのは本当なのか。ウワサの真相を専門家に聞いた。
バブル崩壊後の「失われた10年」といわれる時代に小・中・高と多感な時期を過ごし、現在、31歳か32歳になる82年生まれ。
この世代と凶悪事件のつながりは何かあるのか。
「もちろん、統計を見ても、82年生まれに犯罪者が多いというわけではない。
殺人など凶悪犯罪の件数は年々減っているわけで、82年世代の事件に、たまたま印象に残るものが多いというだけだ」と語るのは、
新潟青陵大学大学院の碓井(うすい)真史教授(犯罪心理学)。
82年世代の犯罪として、真っ先に言及されるのは、神戸連続児童殺傷事件だ。
「酒鬼薔薇聖斗」と名乗った犯人が当時14歳の少年だったことは社会に大きな衝撃を与えた。
2000年には、西鉄バスジャック事件や岡山金属バット母親殺害事件など、当時17歳だったこの世代の犯罪が相次ぎ、「キレる17歳」とも呼ばれた。
また、08年に17人を死傷させた秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大被告(31)も82年生まれ。
最近では、PC遠隔操作ウイルス事件の片山祐輔被告(32)や、栃木県今市市女児殺害事件の勝又容疑者も、同年生まれだった。
前出の碓井氏は「82年世代は高度成長期が終わり、豊かで合理的な時代に生まれた人たち。
容疑者に共通するのは、もともとは優秀だったこと。優秀な人たちが合理的な時代に適合できず、
何らかの理由で挫折し『こんなはずではなかった』という思いが、犯罪に走らせている」と分析する。
さらに、82年世代で注目される事件が多いことについて、「犯罪心理学の調査で、猟奇殺人や快楽殺人、親殺しなどは教育水準の低い貧困地域ではなく、
先進国の中流層で起きることが分かっている。合理的で豊かな社会環境だからこそ、一般には理解しがたい凶悪事件が起きている」と碓井氏は続ける。
臨床心理士の矢幡洋氏は、「犯罪傾向を持った人はどこの世代でもいる」と前置きしつつも、
82年世代は神戸の酒鬼薔薇事件の影響を大きく受けていると指摘する。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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