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理研、全研究者の論文監視 「盗用判定」ソフト導入
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
産経新聞
新たな万能細胞とされる「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題を受
け、理化学研究所が文章の盗用などを見破るソフトを導入し、全研究者の論文
チェックを始めることが6日、分かった。STAP問題の発覚後、初の具体的
な不正防止策で、今夏から運用開始する。
導入するのはコピー・アンド・ペースト(コピペ=複写と貼り付けによる丸
写し)の判定ソフト。論文に記載された文章を、インターネットや各種データ
ベースに存在する論文などと瞬時に比較し、丸写し部分を検出する。
言い回しを変えたり、文節の順序を入れ替えたりしても、論旨が同じならほ
ぼ見破れる。
STAP論文では小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)
が他人の論文の一部を、出典を明示せず丸写ししていたことが発覚。理研の調
査委員会は不正ではなく過失と判断したが、社会的にも大きな問題となった。
理研は国内外の11拠点に計約2800人の研究者が在籍し、年間約270
0本の論文を発表している。
今後は各拠点の監督責任者などが判定ソフトを使って、発表する全論文で盗
用の有無などをチェックする。
判定ソフトは個人での使用例はあったが、理研全体での導入は初めて。
理研は「導入が抑止力となることを期待しているが、同時に研究倫理の教育
にも力を入れたい」と話している。
小保方氏は早稲田大時代の博士論文でも、約20ページに及ぶ文章が米国立
衛生研究所(NIH)のホームページのほぼ丸写しだったと判明し、早稲田大
が調査している。
判定ソフトは今春以降、東大や大阪大などが相次ぎ導入を決めている。