14/06/06 17:26:58.90 0
2014年06月05日 15:18 BLOGOS 土屋正忠
URLリンク(blogos.com)
6月4日、衆院法務委員会において、児童のわいせつな写真や画像、動画などの所持を禁止する児童買春・児童ポルノ禁止法改正案を、委員長提案の形で国会に提出することが決まった。
これによって、児童ポルノ画像の“単純所持”が禁止される一方で、漫画やアニメ、CGなどに関する規制については見送られた。今回の法務委員会では、こうした漫画やアニメについて、どのような議論が行われたのだろうか。
衆議院インターネット中継の中から、土屋正忠議員(自民党)の質疑の様子を書き起こしでお伝えする。※可読性を考慮して表現を一部整えています。審議中の法案はこちら→ 衆法 第183回国会 22 児童買春、
児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案
土屋正忠議員(以下、土屋):上程された委員長提案について、質疑を行いたいと思いますが、今朝、新聞各紙を見ると、極めて衝撃的なニュースが流れておりました。
平成17年12月に吉田有希ちゃんが、今市市で殺害され、犯人が捕まらなかったわけでありますが、昨日逮捕されたという記事が新聞各紙に載っております。まだ詳細は明らかではありませんが、
新聞報道によれば、勝又容疑者の所有するパソコンから多数の女児のビデオ画像が見つかり、一部について被害者有希ちゃんのものだと供述している。
ビデオには、幼児性愛や猟奇的な画像なども含まれていたと報道されております。誠に痛ましいことであり、吉田有希ちゃんに心からご冥福をお祈りすると同時にご家族にもお悔やみの言葉を申し上げたいと思います。しかし、
それと同時にこの事はあたかも今日、ポルノ単純所持について議論をされていることについて「しっかりやれよ!」
「ちゃんとやってくだいさいよ!」ということを暗示しているような気がするわけであります。改めて今日の会議の重大性を感じる次第でございます。
(中略)
土屋:ありがとうございます。こういう共通の認識を持って、まずこの法律を成立させた後、さらに、いわゆる先ほど谷垣大臣がおっしゃったような個人の人権救済はもちろんのこと、
そこから始って社会に対して、どのような悪影響があり、それを法律として規制する意味があるのかということについて、今後ともぜひ私も一国会議員として考えていきたいと思いますし、また立法者もぜひお願いいたしたいと思います。
同時に、これは国家秩序の根本に関することでございますから、法務省としてもこういうことについて、議論をし研究していただけるよう、お願いをいたしたいと思います。結びに意見として申し上げたいと思います。
私は、漫画あるいはコミック、呼び方はいろいろありますが、非常に可能性に富んだ素晴らしい創作活動だと思います。私たちの年齢になると、例えば「鉄腕アトム」。
手塚治虫氏のシリーズは全部読みました、最後の「火の鳥」まで。それから非常に暖かい感じでは「サザエさん」、「ドラえもん」もありましたねぇ。
「ゴルゴ13」などは麻生副総理も愛読者ですが、私もその次ぐらいじゃなかろうか、と思っております。それからですね、「まことちゃん」「漂流教室」、
ちばてつやさんが書いた「明日のジョー」。最後の白くなって燃え尽きるというシーンは今でも覚えていますよ。そのほか、「課長・島耕作」「沈黙の艦隊」、
これは私の友人が書いた本であります。「ワンピース」、最近読んだ本の中には「テルマエ・ロマエ」という、ローマ時代と現代をいったりきたりする楽しい作品があります。
私はですね、創作物、まさに「言論の自由」とか「表現の自由」の中で出てくるものというのは、人々に勇気を与えたり、希望を与えたり、失意のそこに陥っている人を励ましたり、
こういうことこそ創作活動の意味であって、この先ほどの資料1に出てくるような気持ち悪くて読む気にもならないような劣悪な表現をやっているものを保護する必要はないと。
よく自粛するという話がありますけども、こういうのは自粛してもらわなきゃ困るんです。「創作活動が萎縮する」というけれども、豊かなところでどんどん創作活動をやってもらうと同時に、
こういうことについては萎縮してもらいたい。心ある漫画家なら、必ずこのことがわかってくれるはずだと申し上げ、
頑張ってこれからも国会議員としてお互いに責任を果たしていくことをお誓いして私の質問を終わらせていただきます。
URLリンク(blogos.com)