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4Kよりも”来ている” ハイレゾの世界、その意外なターゲット層
URLリンク(news.livedoor.com)
先日、とある飲み会で、カタツムリの中身だけみたいな物体を見た。
耳型を採取して自分仕様で作ったイヤホンというアイテムだった。なんとなく
、ニュースで見かけたことはあったが、どんな人が何のために作るのだろうと目的がイメージできなかったのだが、
実際に持っている方に聞いてみると、そこには「私の知らない世界」が広がっていた。
◎ ハイレゾが進んでいる!
「ハイレゾ音源を楽しむ人たちがいる」―カタツムリの持ち主はオーディオ分野を得意とするライター野村ケンジ氏だった。
いわゆるハイレゾ音源、ハイレゾリューションオーディオ(High-Resolution Audio)は
音楽用CDを超える音質の音楽データのこと。音楽用CD(CD-DA)は通常、
サンプリング周波数が44.1kHz、ビット深度が16bitだ。このサンプリング周波数、
ビット深度のいずれかがCD-DAスペックを超えていれば
「ハイレゾ音源」ということになる(JEITA;電子情報技術産業協会により定義されている)。
ここ最近、映像の分野でよく聞くようになった4Kと同じように、
音の世界でもデータの解像度が上がっているのだ。しかも、その動きは4Kよりも早い。
すでに配信サービスは始まっている。もちろん高音質を楽しむためには相応のデバイスが必要で、
ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーはSONYやiriver、FIIOなどから各種販売されている。価格はピンキリだが決して安くはない(3万円台~20万といったところ)。
そして、ここで耳型採取イヤホンというアイテムが登場する。
もともとはプロのミュージシャン向けのカスタムイヤホンというプロダクトがこうした
ハイレゾ音源を楽しむハイエンドユーザーに向け、販売を開始しているのだ。
海外の工場の開発工程を見学するツアーが組まれたこともあるという。
オーディオの世界というと、非常に音質にこだわるマニアな層の方々がいて、
「ハイレゾ」も、やはりそういう層に合致したのかと思いがちだが、それがそうでもないらしい。
もちろん、その手の層もいるのだろうけれど、実はアニソンが成功しているという。
作品がファンをきちんとつかまえていて、そして、こだわって制作される楽曲がまたファンに受け入れられるという循環ができていると。
ちょっと特殊な印象のある「ハイレゾの世界」だが、ポイントは、技術の進化だけが
いまの状況を実現しているのではないということ。当たり前だが、技術もメディアもコンテンツも、
切り離しては何も起こらない。これは、これからもっと進んでいくだろう
音楽配信、電子書籍の展開においてヒントになるのではないだろうか。