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臨床向けiPS、培養が順調に進展 理研、今夏にも移植手術
2014/6/5 11:30
理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは5日までに、iPS細胞を使い目の難病患者を治療する
世界初の臨床研究について、細胞の培養などの準備が順調に進んでいることを明らかにした。選んだ患者6人のうち、
最初の1人から皮膚細胞を採取してiPS細胞を作り、安全性などを確認中。今夏にも移植手術を
実施できる見通しという。
臨床研究の対象は失明する恐れがある「加齢黄斑変性」の患者。今後は安全だと確認したiPS細胞を、
目の網膜細胞に成長させた後にシート状に加工し、移植に備える。移植によって病気の進行を止めたり、
物がゆがんで見える症状を改善できたりする可能性があると期待されている。
高橋プロジェクトリーダーらは先端医療センター病院(神戸市)などと共同で昨年8月から臨床研究を開始。
患者の選定や皮膚細胞の採取などを進めてきた。
ソース: 日本経済新聞 URLリンク(www.nikkei.com)