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小松のブラジル人、5年で3分の1に 職求め特需の母国へ
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石川県在住のブラジル人が、リーマン・ショックが発生した2008年から5年間で半分以下の752人に減ったことが、
県などの集計で分かった。ブラジル人を雇用する企業が多く、
居住者が最も多い小松市ではほぼ3分の1の431人まで減り、
県や小松市など は「働き口を求めて太平洋側の県や母国に移ったケースが多い」とみている。
サッカー王 国の出身者が集うブラジル料理店や専門店は次々と店を閉じ、
在住者は12日開幕のワールドカップ(W杯)を前に「みんなで観戦する居場所がない」とため息をついている。
県によると、県内に住むブラジル人は08年1月時点で1648人、64%に当たる1057人が小松市在住だった。
しかし、電子部品製造や溶接、塗装関連の企業から契約を 打ち切られ、
今年1月時点の小松在住者は431人に激減した。小松に次いで多い金沢市 では89人となり
「5年前の金沢市のデータはないが、半数ほどに減っている」(県国際 交流課)という。
小松市に残るブラジル人によると、母国でのW杯、リオ五輪に伴う公共工事の増加を見込んで帰国したケースや
ブラジル人を雇用している工場がある神奈川県、静岡県、愛知 県などに引っ越した人が多い。
11年から市国際交流員を務めるブラジル出身のリマ・ハファエレさん(28)は
「ブラジル人を見掛ける機会が減った一方、中国や東南アジアからの出稼ぎ労働者が目立ってきた」と話す。
小松市内でブラジル料理を提供する飲食店2店は、昨年度で閉店し、ブラジルの食品や日用品、
雑誌を扱う専門店は、1994年から土居原町に構える「ウニオン」のみとなっ た。
同店では、5年前と比べて売り上げが3分の1に。経営者の日系2世マリア・タキイさん(58)は
「W杯特需に沸く母国に帰った人が多い。小松にブラジル人が戻り、にぎや かになることはあるのだろうか」と肩を落とした。
小松市によると、4年前の南アフリカW杯開催時は、ブラジル人が料理店に集まって応 援する姿が見られた。
今回は集う場がなく、日系2世の郷原トモコさん(44)は「家族 や友達と家で見ることになりそう」と残念そうだった。
ブラジルではW杯期間中の約1カ月間、学校が休みとなり、母国の代表チームの試合日は工場
の操業を停止する企業が多いという。小松市内の企業では、
ブラジル人に配慮して特別休暇を設ける動きはなく、労務担当者は「W杯中もしっかり仕事をしてもらわないと 困る」と話した。