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<東京・田町>千家男爵三男が玉突き娘と鉄道心中
大正2年(1913年)4月10日午前2時10分、千家尊福男爵の三男幸麿(19)が
芝区田町1?12の線路に牛込区五軒町15の牛込倶楽部の玉突き娘の山本しづ(17)と一緒に横たわり、
神戸発新橋行きの貨物列車にはねられて鉄道心中を遂げた。
幸麿は府立一中を2年で退学、不良らと遊ぶようになった事から父は幸麿が強度の近眼だった事から
眼鏡を取り上げて外出できなくさせた事もしばしばだったという。
2月中旬から玉突き(ビリヤード)にはまり、幸麿は近所の玉突き屋の牛込倶楽部に出入りするようになって、
そこの娘のしづと牛込倶楽部2、3階の貸席で密会するようになった。
しづは下町風の崩島田の髪型だった。
4月6日の日曜日にしづは常磐津の師匠や仲間らと飛鳥山に観桜会に出かけたが、
幸麿はそれに友人5人を連れて飛び入りで参加して飲酒したのを一条実基男爵に知られて父に伝わり、
4月9日朝には兄らから叱責されていた。
一方、しづはその頃、常磐津でお園六三の情死物の稽古中だった。
心中当日は着物の縫い方が遅いと母に叱責されて牛込倶楽部から飛び出して来たところを幸麿と出くわしたらしかった。
千家の黒歴史でしたw